先延ばしから脱却する方法

なぜ先延ばしてしまうのか?

先延ばしをする心理を考えると、
その作業を始めたときの心理的な抵抗が高すぎて、
その思いをしたくなくて動けないということがよく起きている気がする。

例えば私が苦手なのは、事務作業やメールの作成などだ。
メールの作成を考えてみると、
・作成自体は簡単なのだが、それまでにやらなければいけないこと(日程の調整など)が多すぎてやりたくない
・作成するときに、気をつかって書かなければいけない、など精神的な負荷が高すぎてやりたくない
など、やるべき行動に必要なエネルギーが高すぎると、動けなくなる。

事務作業も同じで、例えば先日の確定申告は先延ばししたくてしかたなかった。
確定申告をするには
・記入においてわからないことを明らかにしなくてはいけない
・過去の資料を探して、そろえなくてはならない
・なんなら、作成し終えたところで、お金を払う必要がある
と、やりたい理由を見つけるのが大変だ。
(まあ、要するにやらなければまずいからやっているのだけれど。)

しかし、こういうものが積み重なっていくと、どうにも気になって仕方がなくなってしまう。生活や仕事のふとした瞬間に思い出し、
「あ、あれやっていなかった。。。」と気になったり、
ひどいときが「まだやっていない、なんてだめなんだ」と自分を責め始める。
どうせやらなければいけないのなら、早めにやった方が、自分も気持ちがいいし、相手がいることなら信頼も上がるというもの。
それはわかっているのだけれど。。。ね

先延ばしをやめたくなってきた理由

最近、こういう積み重なった気持ち悪さが嫌になってきて、
先延ばしていたものを解決していこうという気になってきた。
以前の私は、身体を引きずるように仕事をしていて、
全部とは言わないけれど、仕事も多分に「やらなければいけないこと」だったから、こういう気持ち悪さを解決するモチベーションがわかなかった。
積極的にやりたいことが出てきたから、コンディションも改善されてきたし、時間を大切にしようという意識が生まれてきたように思う。
(私の場合、カウンセリングを受けていくことでやりたいことがわかってきたのだけれど、それはまた別の時に書きたいと思う)

とにかく一歩目をやってみること!

じゃあどうすればいいのかといったときに、結局それか、という感じかもしれない。でもこの一歩目の出し方が大切。

何かやるときに、意気込み過ぎると失敗に終わることが多い。
例えば、今日は絶対メールを書いてやる!とおもって取り組み始めると、
最初にその分のエネルギーを捻出しなければいけない。
「慣性の法則」にもあるように、物事は転がり始めるときが一番重たいのだ。だからこの転がり初めに、その作業を終えるまでのエネルギーを想定することは得策じゃない。
転がり初めにやることは、一番小さな動作でいい。
例えばメールを書く、であれば、パソコンを開いてメーラーを立ち上げる、でもいいし、なんならパソコンデスクにすわる、だけでもいい。
それをやってみて何の気力も出てこなければ、それはそれでいいが、座ってしまえばしめたもので、そこまでやればたいてい、メールを書く動作まで行けてしまうことが多い。人は転がり始めたら、前に進むようにできているのだ。

もう一つ意識しておくといいのは、先延ばしをした後の自分のクセだ。
私の場合、やりたくないことがあると、漫画や動画に逃げてしまうことがある。動画や漫画は気軽なメディアだ。エネルギーがわかない時が、とても心地いい。(心当たりがある人も多いかも?友人にも多かった)
でもこれをやると、その時は時間を忘れられるのだが、そのあと「またやってしまった!」と自分を責めたり、実際に作業は全く進まず、後悔することが多いのだ。
でも癖を自分で知っていると、「あ、アプリを立ち上げてしまった!」と気づける。気づいたら、深呼吸をするなど、気持ちをそらせるといい。
これが人によっては、甘いものを食べる、とか、掃除をする、とか何か別のものかもしれない。自分を観察していると、逃げるときの癖がわかってくるので、ここで踏みとどまって、切り替えて一歩目を出す。

どうしても一歩目が出ないときは休もう

そうはいっても、一歩目が出ない時だってあるだろう。
そんな時は意識的にしっかり休む。
少し体を休めると、やっぱり気になって仕方ないが出てきて動けるときもある。中途半端に逃げるよりは、しっかり休む方が得策な時が多い。
そもそも、寝不足などが続いていると、意思のパフォーマンスは確実に下がる。自分はダメだと責める前に、しっかり寝たほうが、何倍も速く進む、ということは実際にある。

でもやっぱりやめたい理由が大事

ここまで書いて思うのは、テクニックはとても大事だけれど、やっぱりその前のモチベーションの部分だなあと思う。
ある程度、モチベーションが高い人は、「結局やるかやらないかだ」と言ったりするけれど、わかっているけれどそこにもっていくエネルギーが出ない時は当然あると思う。
実際、自分を責めているとどんどんエネルギーは下がっていくし、気になっているけれど動けないことが続いていると、自己肯定感がどんどん下がっていってしまう。まさに負のループ。
自分のやりたいことのためにというモチベーションが出てくるには、自分の気持ちを感じられるようになるのが大切。
やっぱりそこだなあとは思います。

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