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世の既婚の壮年男性の皆様へ
皆様も自己改善と成長のために日々努力している事と思います。然し乍ら、年齢を重ねて行くと貴方の人格的な問題を指摘してくれる人が減ってきている事に気付きませんか?
特に、比較的、尊老社会(高齢者を尊重し、彼らの知恵や経験を価値あるものとして認める社会)である日本では、裸の王様が増えやすい社会環境にあります。
若手芸人が先輩芸人(わざとおかしな振る舞いをする)に忌憚なく指摘が出来るかを隠しカメラで様子見し、指摘しなかったら、その先輩芸人は「裸の王様」認定されるという企画を見たことがありますが、普段からの関係性が如実に現れる非常に面白い企画だと思いました。
指摘してもらえない先輩芸人は、今後、生き残れないタイプの芸人だと言う趣旨の作りでした。

聖人ではない私達には他者の視点がやはり必要です。特に、最も近い関係者であるパートナーや妻からのフィードバックは、私たちの光と影を照らしてくれる貴重な「最後の」メッセージなのですから、ことさら大切にする必要があります。

明日から妻に口ごたえが出来なくなってしまうかも知れないリスクを犯して、どうしてそれが重要なのかを共有させて頂きます。

1. 真実の声を伝えてくれるから
妻は私たちの最も親しいパートナーです。彼女は私たちに対して心からの思いやりを持ちつつも、足りない部分を遠慮なく指摘してくれます。これは、職場や社交場では決して聞くことのできない、率直で本質的なフィードバックです。妻からの言葉には時に棘がありますが、これは私たちが見落としている自己の側面を照らし出すものです。そう考えて聞けば苦しいですが怒りには変わらなくなってきます。

2. 気遣いの欠如への指摘をしてくれるから
私たちは時に、自分の行動や言葉が他人にどのような影響を与えているかを見落としがちです。妻からの指摘は、私たちが普段気づかない優しさや気遣いの欠如を明らかにします。彼女の視点は、繊細ではない私たちがより思いやり深く、配慮のある人間になるための道を示してくれます。

3. 自己認識の深化に役立つから
妻からのフィードバックは、自己認識を深める手段として非常に有効です。自分自身の行動や性格の特徴、弱点について客観的に理解することは、自己成長の重要なステップです。妻の言葉を通じて、自分自身をより深く理解し、成長の機会を得ることができます。

4. コミュニケーションスキルの向上を図れるから
妻とのコミュニケーションは、職場や他の人間関係でのコミュニケーションスキルを磨く絶好の機会です。率直なフィードバックを受け入れ、それに対して建設的に反応することで、私たちはより効果的なコミュニケーターになる練習ができます。
みなさんも体感的によくご存知のとおり、概ね女性の方が男性よりもコミュニティで生き残る術である共感性が強い傾向がありますよね。
それは脳科学的には右脳と左脳を繋ぐ脳梁の神経線維の束が太く、通信量が多いと言う理由があるそうです。
私達より優秀なコミュニケーターに習うのは良い事だと思います。

5. 継続的な自己改善が出来るから
妻からのフィードバックを受けることは、継続的な自己改善の過程です。一度の指摘で完全に変わることは難しいかもしれませんが、日々の小さな変化が積み重なって大きな成長につながります。妻の言葉を真摯に受け止め、それを成長の機会として利用することが、私たちの人間性を豊かにしてくれる(と信じて)聞く事にしています。

6. 感謝と受容の心を養う事が出来るから
妻からのフィードバックは、時に厳しいものかもしれませんが、それは愛と信頼の表れです。彼女が私たちに対して本音で話してくれること自体が、深い愛情と絆の証です。このようなフィードバックを受けることができることに感謝し、それを受け入れる心を持つことが重要です。

7. 一緒に考えてくれるから
妻のフィードバックを単なる批判として捉えるのではなく、共有し、協力して解決策を見つけることが大切です。一緒に目標を設定し、それを達成するために協力することで、お互いの関係がより深まります。

妻からの1,000本ノックは、私たちが自分自身を見つめ直し、成長するための貴重な機会です。妻の率直なフィードバックを通じて、私たちは自己認識を深め、コミュニケーション能力を向上させ、より良い人間になるための道を歩むことができます。このプロセスは時には挑戦的かもしれませんが、結果として得られる自己成長は、その価値があるものです。

ただし、「何でもかんでも受け入れる」わけではありません。奥様だって完璧ではありませんから、皆様の在り方とパートナーや奥様の在り方がバランスよく融合して、共により良き今と未来を築いて行くと言う姿が理想だと思います。

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