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美学・芸術学とか

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#哲学

西條玲奈 『芸術作品の存在論における曖昧なタイプ説の批判的検討』

ここ最近は毎日2〜3本、分析美学(特に音楽美学)の論文を読んでいます。この自粛期間を最大…

SYM.
4年前
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伊藤 るみ子『演奏に関する一考察 キーヴィの音楽美学に於ける演奏論を中心として』…

読んだのでまとめ。 ざっくりしたまとめ キヴィの音楽作品の存在論(特に演奏)の概説と、そ…

SYM.
4年前
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田邉健太郎『「指し示されたタイプ」的存在者としての音楽作品ージェラルド・レヴィン…

読んだのでまとめる。 ざっくりした内容 ジェラルド・レヴィンソンが提唱する、音楽作品は「…

SYM.
4年前
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倉田剛 日常世界を哲学するー存在論からのアプローチ 第3章 集団に「心」はあるの…

まだ読んでいる途中だけど、自分の関心のポイントになりそうなところがあったのでまとめておく…

SYM.
4年前
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Bence Nanay 『Musical Twofoldness』のまとめ

昨日、この論文を読んでいた。 音楽鑑賞における、音楽作品それ自体の鑑賞と、演奏の鑑賞とい…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と知覚の哲学-』読書ノート⑥

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と知覚の哲学-』 前回。 第6章 音を見る、音…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート⑤

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 これまでのまとめはこちら。 第5章 心が動けば聴こえが変わる 本章では、知覚と情動を結びつけるものとして、「認知的侵入可能性 cognitive penetrability」という現象に注目する。また、本章は美学と認知科学を接続させる考察の具体例を示している、という点でも意義あるものである。 認知的侵入可能性 認知的侵入可能性とは、「考え方が変わるとものの見え方が変わる」というように

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート③

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 これまでのまとめはこちら。 第…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート②

源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』 これまでのまとめはこちら 第2…

SYM.
4年前
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源河亨『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学-』読書ノート①

前回書いたように、自分の音楽観に自覚的になるためには、これまでに論じられてきた「音楽とは…

SYM.
4年前
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音楽鑑賞を考える前に、音楽について考える

必要性の増す鑑賞教育コロナウィルスの影響で、学校の音楽教育の授業内容にも様々な制限がかか…

SYM.
4年前
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S.K.Langer Philosophy in a New Key S.K.ランガー『シンボルの哲学』  読書ノート…

読むまでの経緯大学院を修了してから、ゼミの教授が以前研究していたS.K.ランガーの「シンボル…

SYM.
4年前
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主体と客体の「あいだ」、あるいは能動と受動が成立する場としての「中動」

最近の関心事は二項対立されたものの「あいだ」を考えることにある。 そもそも、どのようにし…

SYM.
4年前
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