見出し画像

活動記録ー看護師としての私

今朝、当然元同僚の同期から連絡が入った。
訃報でした。

私が、看護師として勤務していた時の患者さんの訃報。
その連絡がきました。

そういうことがあると思っていなかった。
お通夜に参列のお誘いでした。

あー、とっても貴重な機会を与えてもらったと思いました。
その連絡を聞いてから、そんなに長い時間ではなかったと思うけど、
その患者さんとの思い出がたくさん蘇りました。
しかも、昨日の出来事のように。
辛かった日も、楽しかった日も、憂鬱な日も、嬉しい日も、涙した日も、
治療の経過や病状によっていろんな日がありました。

それをいつも、傍で看させてもらっていました。
人間の強さ、人間の命の尊さ、人間の温かさ、人間のもろさ…

患者さんと一緒に過ごした時間は、私の人生の中でかけがえのないものです。
彼女が亡くなったことで、看護師として働いていたときの尊さを思い出すことができました。

そして、亡くなった彼女が仲間との再会をさせてくれた。
笑顔にさせてくれた。
看護師であったことを忘れないように、誇りに思えるようにしてくれた。
そんな気がしました。

彼女の葬儀は湿っぽくしたくないとの意志を尊重して、お通夜も華やかな、にぎやかなものでした。
服装もカジュアルに。彼女の友人たちは、カラフルな服を着て参列している人がたくさんいました。
みんな、笑顔で彼女と一緒に過ごした思い出を楽しそうに語り、彼女が引き寄せてくれた仲間同士での再会を喜び、活気あふれる場でした。

こんなに、明るく、楽しく、笑顔の絶えないお通夜があるだろうかと思うほど。それを望んだ彼女が素敵だなと思います。

ダンスの先生をしていたとのことで、教え子達も参列していました。
若い時に、人の死を受け入れるって難しい。
でも、彼女は別れはさみしさだけではないよってことをこの世に残されたみんなに伝えたかったのだと思う。

健康が大事、身体も大事、仲間も大事、仲良くすることも大事、好きをいっぱいすることも大事、そんなメッセージが会場にはたくさん詰まっていました。

私は看護師として、患者さんから教わったことがたくさんあります。
それはすべて私にとってギフトでしかありません。

人が生きるということ、この世に生を受けている意味。
そんなことをたくさん教えてくれました。

そして、健康で生きている間に、たくさんの仲間と仲良く楽しく過ごすことの大切さ。

人生の時間は、誰しもが有限なのです。

その限られた人生を、誰かを憎んだり恨んだりする時間に費やしますか?
それとも、大好きな仲間と、楽しい時間や笑って過ごす時間をたくさん過ごしますか?

どちらを選択するかは、あなた自身ですよ。
どちらも選択できるんです。
さあ、どうしましょうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?