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子どものためと思ってやってきたこと

私が母親になってからしてきたこと。それは、子ども中心の生活。これって、普通ですよね?ずっと、私はそう思っていました。

お母さんって大変、忙しいが当たり前って思っていた。でも、その大変さをこなしていくのがしんどかった。ずっと・・・

12年前に息子が私たち夫婦の元にやってきたときから、自分の何かを抑えてきたのかもしれない。それは、誰が悪いわけでもなく、ただただ、いい母親になりたかった自分がそうさせていただけったと思います。

私は5人姉妹で人数が多い家族の中で育ちました。母親は厳しく、父親はその反面とても優しい人でした。母親はすぐに手が出るので、小さい時の記憶はよく叱られて家の外へ放り出されたり、泣きじゃくる私を引きずり出したり、とにかく力づくで子どもをコントロールしようとしていた人でした。姉妹が多いし、そうでもしないと母一人ではどうしようもなかったんだと思います。父は家計を支えるために、仕事で家にいることが少なかったと記憶しています。それでも、休日は家族サービスといろいろな所へ家族を連れていってくれていました。

そんな、幼少期の恐怖の記憶からか、いつからか私は母親を憎むようになっていました。だから、自分が母親になった時には、母親のように叱ってばかりの親になりたくないと思って、叱らない子育ての本ばかりを手に取って読んでいました。

そこには、褒めて育てましょう。感情をコントロールしましょう。体罰はしつけとしてでも絶対に許してはいけないことです。などなど書いてありました。そんな知識を持ってしまった私は、自分の親を否定し始めました。親が反面教師と思っていましたし、親にやられて嫌だったことは自分の子どもには絶対にしないでおこうと決心した自分がいたのです。

子どもが元々好きな私は、息子が愛おしくてたまりませんでした。なんでも、息子の言うことならいいよと反対したことがなかったぐらい。子どもに怒らない、感情をぶつけないと頑張ってしまった私は、知らないうちに自分の感情を抑え込むようになりました。仕事もしていたので、職場でも気を使い、自分の感情を発散する場がわからくなっていました。でも、いつもニコニコしていて穏やかなお母さんでいたかったのです。それがいいと思っていたから。そう信じていたから。

自分が我慢できればいい。我慢できない自分はダメと自分自身にずっといってきました。自分の欲求は後回しで、息子や夫のためにあれこれと優先していました。それが、いい母親でいい妻であるような気がしていたからです。でも、いい母親かそうでないかはいったい誰がきめるのですか?誰に判断してもらったらいい母親になれるのですか?

続きは、次回にしようと思います。

ここまで、読んでくださった皆さん、ありがとうございました❤

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