マガジンのカバー画像

コンピューターで気象を表現する

26
気象予報士であり、ソフトウェアのエンジニアでもある筆者が、Pythonなどを駆使して、天気図を描いたりするマガジン。 天気図の作図にあたっては、京都大学生存圏研究所の生存圏デー…
運営しているクリエイター

#python

プロセスプールで天気図作成を高速化してみた、その他諸々

TL;DR色塗り天気図自動作成システムをAtmosChartと命名 プロセスプールを使って天気図生成時…

天気図自動作成システムの実行環境をWSL2に変更する

はじめにこれまで天気図作成システムにはHyper-V上のLinux Mintを使っていた。 天気図作成に…

MetPyでK-indexを計算する

はじめに最近noteへの投稿が約2ヶ月滞っていたのだが、天気図ネタは昨年末以来になる。いろい…

MetPyでSSIを計算する

以前のnoteで紹介したが、MSMを使ってエマグラムを予想図として描いていた。 その後さらにMet…

リニューアルされた気象庁HPからデータをダウンロードしてPythonで実況図を描く - ウ…

前回はアメダスのデータをPythonでプロットしたが、今回はウィンドプロファイラをプロットして…

リニューアルされた気象庁HPからデータをダウンロードしてPythonで実況図を作成する -…

はじめに先月気象庁のホームページがリニューアルされた。使いにくくなったといったツイートも…

Pythonで断熱線、等混合比線付きエマグラムを描く

通常エマグラムは実況図だが、以前からGSM/MSMのGPVデータを使ってエマグラムの予想図としてを描いてきた。 ただ、エマグラムには気温、露点温度の状態曲線だけでなく、乾燥断熱線、湿潤断熱線、等混合比線が描いてあるのだが、描いていなかった(サボっていた)。 MetPyにはSkew-Tのプロット機能があり、断熱線を描いてくれるのだが、エマグラムのプロット機能はない。 ただ、MetPyには気象で用いる様々な計算をサポートしてくれているので、これらを使えば、断熱線や等混合比線

GMTを使わずPython + MetPy + MatplotlibでGSM/MSMのGPVデータから天気図を描く

はじめに昨年夏から似たようなタイトルでこれまで複数のnoteを書いてきたのだが、色塗り天気図…

Pythonを使ってGSM/MSMのGPVデータから天気図を描く・・・終盤戦

はじめにいつものことだが、前回の天気図ネタを書いてからまた間が空いてしまった。 相変わら…

Pythonを使ってGSM/MSMのGPVデータから天気図を描く上での課題

はじめに長らく天気図ネタを書いていなかった。 いろいろと訳があって、時間が取れなかったの…

PythonでGMTを使わずにGSMのGPVデータから天気図を描く

はじめにここ一ヶ月余り、週末にはPythonで天気図を描くことをテーマに、試行錯誤してきた。 …

Pythonでエマグラムと温位エマグラムを描いてみた

はじめに以前、GMTで温位エマグラムを描いたnoteをエントリーした。ただ、後日追記したのだが…

PythonからGMT6.xを使って、天気図を作るのは時期尚早かもしれない

先日、PythonからPyGMTとpygribを使って天気図を作成する、をテーマに2つのnoteをエントリーし…

PythonからGMT6.xを使って天気図を描く

はじめに前回、PythonからGMT6.xを使って、天気図を作成するための環境を作った。 今回は、GSM/MSMのGPVデータから天気図を作成してみる。 ーーーーー追記 ーーーーー 現在はGMTを使わずに天気図を描いています。 過去の経緯はマガジンで紹介しています。 ーーーーー追記おわり ーーーーー GPVのデータを読み取る下記のサイトを参考にさせてもらった。 GPVファイルをオープンする。以下、GSMを例に示す。 >>> import pygrib as gr