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シン・エナジーに根づく「ガヤ文化」

しばらくシン・エナジーの事業内容や昨今の電力需給逼迫についてお話ししましたが、ここでちょっぴりそんな話題から離れ、今回は当社の「ガヤ文化」についてお話ししたいと思います。
「ガヤ文化」ですよ、「マヤ文明」ではないので、念のため。

当社には「ガヤ」をする文化があります。
ガヤとは社内コミュニケーションのこと。
ガヤガヤ…という語感からもなんとなく想像はつくと思いますが。

オフィシャルなガヤとしては、
ちょいガヤ
新聞ちょいガヤ
部門ちょいガヤ
Eラーニングちょいガヤ
の4種類があります。

ちょいガヤ

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目的
個々の考える課題や疑問など「自分の考え」をアウトプットし、イノベーションのタネを日常的に生み出す場となることを目指す。
お互いを知り、価値観の共有を主体として部署や拠点の垣根を超えたつながりを後押しすること。

水曜日の15:00、社内に音楽が流れたら、前日に発表されたグループ分けに従って席を移動、ちょいガヤの始まりです。

グループは毎週ランダムに作られるため、ふだんあまり関わらない部署の人たちといっしょになるのがミソ。

ガヤするテーマはフリーの場合が多いですが、与えられていることもあり、
・私の好きなこと/気になっていること
・私が聞いた社外の声(当社はどうみられている?)
・取り組んでいる社外活動(朝活、スポーツ、ボランティア、趣味など)
などなど、バリエーション豊か。
日常は話題になりにくいテーマでブレインストーミングすることで、小さな発見はもとより、固定化した思考を柔軟化し、イノベーションのタネを生む狙いです。

その他、コミュニケーションツールの一つとして、信頼関係醸成の機会とすることができるという効果も。

新聞ちょいガヤ

新聞ちょいガヤ2

新聞ちょいガヤ

目的
情報収集のほか、メンバー間のものの見方・考え方の相違を知ることが大きな目的ですが、速読の習得も。
ふだん目にしない各紙の読み比べも。

毎朝、ランダムに選ばれた数名がその日の朝刊に目を通し、エネルギー系や環境系を中心に、時事系も含んで記事をピックアップ。
その後、そのネタを元にメンバーでちょいガヤし、簡潔な議事録にまとめて全社員にメールで共有、という流れ。

同じ記事でも人によって受け取り方が違い、感じる重要度もまちまち。
メンバー間で意見や感想を出し合ってその相違を知ること、また話し合いながら簡潔なコメントにまとめあげていくこと、これが新聞ちょいガヤのもつ大きな狙いといえます。

もちろん、クリッピングサービスとしても極めて有用。
自宅で専門紙まで購読している人は少ないと思いますが、この新聞ちょいガヤの議事録を見れば、ふだん読まない新聞の記事、それも重要と思われるピックアップ記事が毎日自席に届くわけですから、これが役立たないことがあろうか、いやない。

部門ちょいガヤ

部門ちょいガヤ

目的
部内でのコミュニケーション、対話不足の解消。

同じ部内でのコミュニケーションは日頃から行っているものですが、さらに限られた時間内かつ定期的に対話を行うことで、よりいっそうチームメンバーを理解することにつながります。
週に2回、お互いを理解し、協力し、刺激を与えあうことで生産性を高め、新たな気づきが生まれることを期待して実施しています。

部門ちょいガヤを行うことで、

考える → 対話する → 実行する

といった、自律的人材・組織を形成する上で必要なサイクルを実行することができます。
昨今は在宅勤務等を含め、働き方が大きく変化しています。
これにともなって「対話する」ということが欠けがちなので、時宜を得て登場したのがこの部門ちょいガヤなのです。

Eラーニングちょいガヤ

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目的
自分の言葉で表現(アウトプット)することの習慣化。

当社では教養やビジネススキルを身につけるため、全社員、毎月3時間以上のEラーニング受講が必須です。

週に1回、その日までに受講した内容について、ランダムに選ばれたグループ内で1人ずつ発表、気になる講座やメンバーの振り返りをもとに、ちょいガヤを実施、社内チャットにアップという流れです。

Eラーニングに限らず、各種メディアや書籍など「インプットする仕組み」は世の中に数多くありますが、インプットした情報を最大限に活かすためには「自分の言葉で表現する(アウトプット)」ことが必要です。
Eラーニングちょいガヤではそういったアウトプットを定期的に行い、習慣化していくことを目的としています。

あらためて、ガヤの文化

「ガヤ」という言葉が示すとおり、この時間はかしこまった清楚な議論を期待しているのではありません。
事務局案みたいなのがあって粛々と賛否を決める会議ではなく、各自の脳内をぶつけ合い、有機的な化学反応を起こして、さらによいアイデアを形成していく場です。

ここに挙げた四つのオフィシャルなちょいガヤだけではなく、日常のワンシーンでも、業務報告という形の一方的な伝達ではなく、「あの件、みんなで『ちょいガヤ』いいですか?」と同僚を巻き込んでオープンマインドな対話ができるようにもなります。
まさにこれこそがガヤ文化の最大の効能と言えるでしょう。

これがあるから当社は強いのだと、今日もガヤガヤ。