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吉日建之

数年前、京都・伏見稲荷大社での思い出。

伏見稲荷のお山、一の峯から下ると、鳥居が裏側から見えるわけで。

すぐ前を歩いている、お母さんと妙齢の娘さんの会話。

娘「“吉日建之(よしひたてゆき)”って人、すごいね~~、この柱全部、この人の名前だよ」

...はい?

母「ほんとね、でもなんで、年と月しか書いてないのかしら。日付も入れればいいのに」
娘「あっ、右の柱はたてゆきさんだけど、左の柱は会社の名前だよ。こっちの柱と、こっちの柱、違うとこが建てたんだね。で、右の方は全部たてゆきさんだぁ」

...これは鳥居で、右の柱も左の柱もひと繋りなんですが。

母「あ、もしかしたら、右の柱が会社名で、左が社長なんじゃない?たてゆきさんて、いっぱい会社やってる大富豪なんだよ」
娘「すごいね~たてゆきさんて!」

...家族で来てるみたいでしたし、お父さんか誰か突っ込んでくれ、と思ってしまいました😅

失礼ながら聞こえちゃって、楽しかったですけどね~🌼

私は伏見稲荷大社へは、折々、“お山”をして、七聖蹟や、谺ヶ池、神宝神社、清瀧など、
心惹かれた聖蹟で、琴を奉り祝詞を奏上しております。

たくさんの観光客(参拝者は少ないかな💦)で、いつも賑わっているけれど、
おつとめする時、不思議に人波が途絶え、ひとり静かにつとめられるのが、いつも有難い。

そしてたくさんの人たちがいると、それぞれの目線で楽しんでいる様子を垣間見られるのが、時折楽しいです。

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