『装丁物語』を読んで働き方について考えた


タイトルの通り、和田さんがこれまでに手がけてきた装丁についてジャンル毎に語った本。
長いこと装丁の仕事をしていて、作ってきた数だって膨大なはずなのに、どこに拘ったとかどこを工夫したとかしっかり記憶していることに驚いた。それに比べて自分はちょっと前に携わった仕事の内容もすっかり忘れてしまっているな、と。

和田さんと私の違いは、クリエイティブな仕事かどうかというのもあるとは思うけど、1番は「その仕事についてどれだけ向き合ってどれだけ考えたか」なのだと思う。 

私はここ最近ミス続きで、そのミスはしっかり考えて理解していたら防げたものばかりだった。業務歴が長くなってきてなあなあになってしまっていたと言うか、当初より気が抜けてきていた部分や、「何とかなるでしょ、今までもなってきたし」の気持ちが大きくなっている。
当然それで良いはずはない。
ただでさえ知識のない業界なのだから、せめて自分の担当範囲はきっちり仕上げないと。
知識がないというのもいつまでも言い訳できないよなあ。
今の会社には本当に感謝していて、出来ることなら働き続けたいし、会社側にも居て欲しいって思ってもらいたい。お金だって沢山稼ぎたい。だったら今までの考え方はダメで、仕事への向き合い方を変えていかないと。

ということを考えさせられた本だった。勿論この本はビジネス本でもなんでもないのだけれど。こういう出会いや気づきがある度に本っていいなー!と思い知らされる。


明日からまた一週間が始まる。
気合いを入れ直して、明日からは目の前の仕事に丁寧に取り組んでいこう。

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