マガジンのカバー画像

本屋が急に閉店するということ

12
2002年2月から2023年まで上野の本屋で働いてきた書店員が閉店してからの心境や環境の変化を綴った日記のようなエッセイです。
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

本屋が急に閉店するということ(9)

本屋が急に閉店するということ(9)

クレイジー京都編①(前回までのあらすじ)
明正堂と独立系書店を目指していたが収益を回す仕組みを作ることが出来ず泣く泣く断念し絶望で心が疲れてしまった鬼瓦だった…

とにかくその時は、独立系書店が出来ない!という焦りと不安から混乱しており色々な人の意見を聞いてはそれを実行しようとしていた。

私はもう一度一人で独立系書店を開業しなければと躍起になっていた。

そんな中、以前声をかけてもらっていた神保

もっとみる