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丑年に物思う…

2021年…なっちゃいましたね。

ホテルという、24/7/365ノンストップという場所で働いていると、年末年始という感覚がない。

いや、あるけどさ。ホテルが忙しくなったり、ロビーにクリスマスツリーが飾られたりとか、そりゃ分かるけど。

個人的にはずっと働いているので、区切りというものがない。一人暮らしならなおさらで、Just another day である。

そんな感じで年末年始を仕事で駆け抜けて、やっと一息つけたので、

さて、2021年、オレはどう生きよう?

まず、仕事があるというのが信じられないくらい幸運だとひしひし感じる。自慢するわけじゃないけど、このパンデミックでおそらく一番の貧乏くじを引いたホテルという業界で勤めていて、リストラされた身だ。
(と書いたけど、アート分野の人も大変な目にあってるな…。自分だけが悲惨な目にあっていると考えるのはやっぱり良くない)

幸い別のホテルに職を得ることが出来たが、ちょっとタイミングが違ったり、行動が違っていたら未だに無職かもしれない。それくらい綱渡りな今回の再就職だった。

もちろん、今までそれなりのことをやってきたから、そういった引きというか運があったのかもしれないが、それにしても。

だから、仕事は真面目に働く。そして周りの同僚に良い影響を与える人物になる。

もう半世紀生きてるオッサンなんだから、それくらいしなきゃどうしようもないでしょ、ってこと。

良い影響、ということであれば、仕事に限らずに普段の生活でもそれをしたい。

大したことじゃない。バスの運転手に”Hi!"と言うとか、入ったカフェやバーの店員にスマイルしたり、ありがとうと言ったり、いや、もうちょっと踏み込んで、食べ物が美味しかったら、美味しかったよ!と言ってみるとか、街で道に迷ってそうな人がいたら(最近は海外旅行客がいないからあまり見ないなあ)声をかけるとか、そんなこと。

金銭的な支援も続けたい。自慢ではないが、休職中の時も、いくつかの団体に寄付をした。だって、ちゃんと給与保障もらっていたし、、それすらもらえない人たちもいたから。こっちはまだまだ恵まれていた。

今はフルタイムで働けている。幸い家のローンも払い終わったし(ヤッタ~!)、ホテルマンという仕事は相変わらずの低収入だけど、私の場合一人暮らしだから日々の生活には困らない。そんな自分が、例えば5千円ほどの寄付をたまにするのになんの支障があろうか?

🏃‍♂️

もちろん、金銭的な寄付すりゃすべてオーケー、とはいかないだろう。世の中それほど甘くはない。でも、少しでも余裕のある誰かが何かを始めなければどうする?

自分個人のことは、まあどうでもいい。なんて言うと身も蓋もないし、もちろん自分なりの欲は、少しはある。

でも、本当にどうでもいいんだよなあ….。別に出世欲もないし、基本他人は他人、自分は自分、という性格なので、誰かに認めてもらいたい!という欲求もそれほどない。

ただ、走ることだけは譲りたくない。去年この国では結構シビアなロックダウンもあったけど、その時も走ることは許されていたので本当にメンタル的に助かった。

毎日…というのは嘘だけど、週何日か気持ちよく走りに行けて、たまには公式のレースイベントに参加し、まずまず満足できるタイムでゴールできればいいかな。もちろん前回よりいいタイムであれば言うことないけど、これからは年齢との戦いだから。

世の中はたぶん今年も台所の棚から落として散らばったシリアルのようにごちゃめちゃになるだろうけど、せめて私個人としては穏やかな一年を送履帯と思う。

先日の大雨の後、素晴らしい夕焼け空が出たので、その写真を最後にお届けします。大変なことがあったら、空を見よう。

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