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混む日、混まない日

 通勤に電車を使っている。朝はラッシュ時間のため混んでいる。混んでいるが日によって混み具合に差があることに気が付いた。月曜日だから混んでいるのかと思っていたら、翌週の月曜日は前週ほど混んでいなかったりした。
 どういうことだろう。コロナ禍で在宅勤務もあって月一回の勤務日が曜日ではなく、日にちなのだろうか。キチンと統計を取ったりすれば、傾向が把握出来るのだろう。そこまでする気は全くない。
 朝乗った電車が自分の予想よりも空いていると「ラッキー」と思う。人と密着して立っているのはやはり不快である。逆に予想より混んでいると「今日は外れか」と落胆する。自分もその混雑を作っている一人なので外れもなにもないのだが。どこかの駅でドッと降りて早く空いてくれないかと密かに祈る。
 高校に進学して、初めて満員電車に乗った時はあまりの人の多さに驚いた。途中の駅で降りる人に押し出されて、また電車に乗らなくてはいけないのに満員でギュウギュウ押さないと自分が乗るスペースがないのである。はっきり言って頭がパニックになった。最初から遅刻なんて出来ないと焦った。その時ほどの満員ではないものの未だに混んでいる電車に乗っている。
 満員電車に乗っているのは、一体何年になるのだろうと計算してみようかと思ったが、溜息が出てきそうなのでやめておいた。混雑している電車にはまだ数年は乗らなくはいけないだろう。

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