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虐待



この記事は暴力表現があります。

少しでも目にしたくない方はお戻り下さい。





ネットの相談で1歳過ぎの息子を
思わず叩いてしまったという相談があった。

その回答の一つに
「それは虐待です」とあった。

それを見て私は

虐待してしまった
と思った。

息子が1歳過ぎてしっかり歩くようになり
自我も出で自己主張がだんだん
現れるようになってきた。

子どももいうのは
やってだめなことを
1番やって欲しくないことをやるように
プログラムされているのかな。

そ翻弄され毎日ヘトヘトになりながら
対応していた。

例えば食事
こぼすことは当たり前
大人のご飯より何倍も時間をかけて作って
食べずにおもちゃにされる。
口から毒霧。
床を拭くそばからこぼされる。
またやり直す。
後でまとめてふこう。
手でビチョビチョのしぶき飛ばしが始まる。

ちなみに我が家は私のワンオペ。



その日はとても疲れていた。
何回目のご飯を投げたとき

カッとなり理性をすり抜けていった。
気づいたら息子の頭をはたいていた。

ハッとした。
息子はヘラヘラっと笑っていた。

かろうじて引っかかった理性が
力加減を
『とても軽く』してくれたのだ。

安心と自分に絶望。
やってはいけないことをしてしまった。
もう絶対やらない。



でもまた私はやった。

洗濯物を入れる為
ベランダのドアを開けたら
息子が走ってきてドアにしがみつく。
ドアを右往左往させて游ぶ。
重いドアなので指を挟むと大変なことになる
止めさせようとすると
癇癪をおこし聞いてくれない。
無理やり手を離させようとすると
大声で泣き叫び引っ掻く。
今日はまだあれもこれもしなきゃ
自分のキャパシティが埋め尽くされ
目眩が

「なんで言うこと聞かないのっ!!」

次はもっと力が強かった。

息子の頭を平手で叩いた。
息子はびっくりして泣き出した。


私は正気に戻り
息子を抱きしめた。

自分が恐ろしく情けなくなった。
息子は無力なのである。
大人が力を振るう最悪である。

自分で自分を殴った。
分裂して自分をボコボコに出来たらいいのに。

妊娠中切迫早産になりかけ
全身全霊で守り抜きたい愛しい存在だった。

生まれたときは
一生大事にしようと誓った。

人間って本当に愚かである。
人間というより私か。

 

私は自分カウンセリングしている。

どんだけ自分の思い通りにいかなくても
イライラしてもカッとしても
絶対に手はあげない。
絶対に。
逃げる。最悪物にあたる。(よくないけど)


もし私が息子をまた叩くことがあるなら
それは遠い将来

命の危険
人としていけないことをしたとき

来なきゃいいけど。そんな瞬間。

子育てって子どもじゃないんだな。
親育てから始まる。
親が成長しなければ
私は
私と向き合いながら
息子を育てていかなければ。

息子よ愚母をよろしくお願いします。

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