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21年卒就活組座談会 第四回 「最も面接官に響いたエピソードは」「就活を終えて今考えること」

今回は、2020年度就活組WEB座談会の第四回です。
(↑の写真は昨年11月の第一回レクチャーの写真です。)

WEB座談会での今回の議論トピック

第四回
「最も面接官に響いたエピソードは」
「就活を終えて今考えること」

WEB座談会参加メンバー

ユウタ:W大四年・ラグビー部OB。就職留年中。某スーパーゼネコンに内々定。
タケル:H大三年・ラグビー部。某複合機大手に内々定。
コウタロウ:R大三年・ラグビー部。某専門商社に内々定。
リキタ:K大三年・ラグビー部。某スーパーゼネコンに内々定。
シュンイチ:H大三年・ラグビー部。某製薬会社に内々定。
シャラ:わたしです。
(全員仮名です。)

「最も面接官に響いたエピソードは」

シャラ
これを読んでる来年の就活生からすれば、「一番面接官に響いたエピソード」が一番参考になるのかも。

と言うことで、就活の面接を通じて面接官の反応が最も良かったエピソードをえてくれるかな。

ユウタ
僕は、「試合に出られない四年生としての組織に対する貢献方法」が一番面接官に響いてたように思います。
去年の就活は、「怪我した時にどう頑張ったか」を話してたのですが思ったより面接官に響かなかったんですけど、今年は自分がした努力より周囲への働きかけを意識して話してたのが大きかったと思います。
周囲の働きかけだけでも幾つかエピソードは用意してたんですけど、試合に出れなかったり怪我をしてモチベーションが下がっている後輩に対して、自分が下級生の際の状況とその時に考えていたことをどう後輩に伝えてモチベーションを上がるまでフォローしたのか、の話が一番反応良かったですね。

その他には、勉強の話とか、学校とラグビー部での自分の立ち位置がどう違うかとかは結構聞かれて、しっかり答えられたのも大きかったと思います。

タケル
僕は、これまで文武両道でやってきたエピソードが最も面接官に響いたように思います。
高校時代でもラグビーで全国大会に行きながら勉強もしっかりやってです試験でいい点数取ってましたし、大学の単位も落とさず真面目に授業出て勉強してきたことも評価して頂いたと思います。

大学で学校の勉強だけでなく地道に英語も勉強してたことも時々話をしてました。ラグビーも真剣にやってるからこそだと思うんですけど、しっかり面接官も聞いてくれてましたね。

話はズレますが、今年は去年W杯があったこともあって、考えていた以上にラグビーに興味を持っている面接官が多かったですね。

いいアイスブレイクになっていました。

シャラ
あれだけワールドカップが盛り上がったらラグビーに対する興味が高い人多いだろうね。

逆に今年は春からラグビーの話題が全く無くなってるので世間のラグビーに対する興味は一気に下がってるだろうな。
来年の就活生はあまりラグビーの話は出来ないかも。

リキタは面接官に響いたエピソードは何かな。

リキタ
そうですね。僕はリーダーシップに関する話が一番響いてましたね。

小学校の頃から各世代でリーダーになることが多かったので、具体的なリーダーシップを発揮したエピソードに加えて、自分の中での目指すべきリーダー像の変化とか、そう考えるようになった背景とか、ですね。

面接前までにこの辺をしっかり掘り下げることが出来たので、どんな質問が来ても臨場感持って答えらたので、面接官の反応も良かったです。

シュンイチ
僕は、自分の置かれた環境や立場で自分で組織に対する取り組みを色々考えて周りを巻き込んで実践していった話ですかね。
これまで罰則だった早朝清掃を地域の方々との接点の場として有志の部員参加にして最初4人だったのが40人まで増えた話とか、OBの方とかファンの方とかとの接点を増やすためにTwitterのアカウントを作って発信始めたり、とか具体的な引き出しが何個もあったので面接官の反応を見ながら話してました

それに加えて、昔から生徒会長・キャプテン・寮長をやってたので、それぞれの時の具体的なエピソードを加えて話せたのも大きかったですね。

シャラ
俺が好きだった(全国高校ラグビー大会の)選手宣誓の話は使わなかった?

シュンイチ
選手宣誓の話を使ったのは、一回か二回ぐらいですかね。
自分なりの面接テクニックで、面接の最後の方で、ラグビーは高校や大学とも全国レベルでやってることを話しつつ、「実は中学の時は卓球部で」と話すと面接官がビックリしてそこからまた会話が盛り上がることが多かったです。やっぱりギャップある話は面接官の反応がいいですよね。
この最後のやり取りの時に選手宣誓の話ももっと使えば良かったと思います。

コウタロウ
僕は、高校は強豪校で「勝つのは当たり前」の世界でラグビーをやっていて、その数ヶ月後には大学の春シーズンで「負けるのは当たり前」の世界でラグビーをやることになって、その全く異なる環境で自分がどのような立ち振る舞いをして周りに働きかけてたかの話が一番面接官の反応が良かったですね。

シュンイチの話と似てるんですけど、その全く異なる環境で自分が組織や周りの部員に自発的にどんな働きかけをしたか、ですね。

シャラ
みんな面接までに十分に自己分析が出来たので、それぞれが全く異なるオリジナリティー溢れるエピソードを持てたのが大きかったね。

その内容もラグビーそのものの深い話、例えば、タックルとかアタックがどうこうとかでもなく、怪我からの復帰の苦労話でもなく、ラグビーには関係してるけど、組織への働きかけとか、自分がとったリーダーシップの方法とか、ラグビーを知らなくてもどんな面接官でも理解出来る内容だったのが良かったよな。


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↑ 就活終了後も結局三週に亘ってこのWEB座談会に付き合ってくれました。

このWEB座談会中も、一人の学生が有用そうな話をすると他の学生はすかさずメモを書き出す(上記写真)、私が学生に話を急に振ってもすぐに自分の意見を話せる、その質問が突飛でも困らずに自分を端的に意見を言える、など、就活中に培った様々なスキルが見れて嬉しかったです。

これらスキルは社会で活きるはずですし、彼らは入社後に誰かに教えられなくても既に出来てると言うのが素晴らしいですよね。


「就活を終えて今考えること」

シャラ

今年の就活は本当にイレギュラーで大変だったと思うけど、就活を終えた今、就活についてどう考えてるかな。

ユウタ
そうですね。
僕は就活中ずっと「考え続ける」ということを意識してきたんですけど、それが最後まで継続出来て、「就活をやり切った」という達成感がありますね。
就活をどれだけやったとしても学生のうちは結局は「本当に自分にあった仕事か」なんて分からないと思うんですよね。
父親から、「納得して入った会社でも仕事がキツい時とか辞めたい時が出てくる。
その時に踏ん張れるぐらいのその会社にいる理由付けを自分が持ってるかどうかが大事」という話を聞いていて、僕はこの就活を通して自分が行くべき会社とその理由をしっかり見つけれれたので、そういう意味でも納得いく形で就活を終えることができたと思ってます。

コウタロウ
僕は、「自分の判断に対する肯定力の大事さ」を痛感しました
特に就活の終盤のキツい時は大事にしてましたね。
大学を選んだ時に、正直大した理由はなかったのですが、高校の同期が強豪校で活躍する姿を見て少し考える時期もあったんですけど、「あの時の自分の選択は正しかった」と思うようにしていました。
就活でも思うような結果が出ない時もあって「あの質問にはこう答えておけば」とか考えることもあったんですけど、でも就活終盤に自分を信じることを意識してからはあれこれ悩むことが少なくなりました。

社会に出てからも同じように自分の選択で悩むことが出てくると思うんですよね。
そう言う時こそ、自分と自分の判断を信じていきたいと思っています。

リキタ
僕は就活は100%納得いく形で終えられたんですけど、今は正直社会人になるのが不安ですね。
今は「学生」という看板に守られてると思うんですよ。
自粛中、事情があってバイトでピザの配達をしていますが、お客さんと接してみて社会人の方々は一言一言が丁寧だし、立ち振る舞いも違いますよね。

来年自分が社会人になって同じように出来るのか、って考えてしまいますし、そう言う社会人に早くなりたいと思います。

タケル
僕はリキタとは逆で、社会に出るのが楽しみです。
就活中に色んな社会人の方々に会わせて頂いて、自分の知らなかった世界を知れて楽しかった。
そして、自分がこれまでとは全く世界に飛び出してもっと多くの色んな社会人に会って話を聞いて一緒にビジネスが出来る、これを考えると楽しみでしかないですね。
そのためにも自由な時間が沢山ある今のうちに社会で直ぐに活きるスキルを身につけておきたいですし出来る限りの知識も蓄えておきたいですね。
もっと遊びたいとも思ってたのですが、今の状況だと厳しいですね(笑)。

シュンイチ
僕も社会に出るのが楽しみです。
タケルがいうように、僕も自分の武器となるものを何か習得してから社会に出たいですね。
具体的には最近英語の勉強を始めたことと、PCスキルではブラインドタッチとExcel・Wordの勉強ですね。
あとは、シャラさんに教えて頂いた「人にかわいがられる男になれ」を読み終わったばかりなんですが、これからももっと本を読みたいですね。

シャラ
あ、本といえば、リキタ、最近のお勧めの本をシュンイチに教えてあげて。

リキタ
二冊でもいいですか。

まずは、「1兆ドルコーチ」ですね。
アメリカの大学のアメフトのコーチで、ビジネスでも大成功を収めた方の話です。
リーダーとは、信頼の作り方など、今リーダーをしてる自分には凄く参考になりました。
あとは、渋沢栄一の「論語と算盤」ですかね。
ビジネスについて書いてる本なんですけど、部活にも通じる内容が多くて凄く勉強になります。

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シュンイチ
リキタ、ありがとう。早速買って読んでみます。

コウタロウ
あ、僕も一冊お勧めの本を言っていいですか。
「黒いマヨネーズ」って本なんですけど、ブラマヨの吉田が書いた本で泣けるし笑えるしで、、、

シャラ
ちょっと待って。
他の学生見てみ。リキタの時は必死でメモ取ってたのに、今誰もメモ取ってないやん(笑)。

結局、コウタロウのお勧めの本を買って読んでるの俺だけになりそうやな笑。

コウタロウ
光栄です(笑)

次回、WEB座談会第五回に続きます。

<追記>
「黒いマヨネーズ」、このWEB座談会の翌日にAmazonで注文して今読んでますが、相当面白いです。

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