大学入学共通テスト〜直前対策
共通テストまで残り60日となりました。実力を最大限に発揮するためにやるべきことをまとめたいと思います。
(1) 試行調査(2回分)
本来であれば過去問ですが,初めての試験のため,過去問がありません。代わりに2回行われた試行調査の分析をし,出題意図や求められる力を分析しましょう。そして,センター試験との相違点を考えましょう。
リーディングは私もnoteでまとめているので,参考にしてください。
(2) センター試験(本試)の過去問(3年分程度)
特にここ数年は共通テストを意識した問題の出題もみられます。共通テストで求められる力を意識して見ると,センター試験の過去問もまた違って見える部分があるはずです。
(3) 実戦問題集
駿台予備校,河合塾,代々木ゼミナール,Z会などから実戦問題集が出ています。駿台,河合,代ゼミの実戦問題集はセンター時代のマーク模試の過去問が何回か分含まれているのに対し,Z会はすべて共通テスト用の新作問題なので,Z会を使うのがいいかもしれません。購入するときには,中身をきちんと自分の目で見て確認してみてください。
また,各社予備校の癖があります。今年初めての共通テストなので,さまざまな癖やパターンに慣れておくという意味では,それぞれ数回分ずつやるというのも有効でしょう(お金はかかってしまいますが…)。
(4) 共通テストパック
各予備校から全教科1回分入っているパックが販売されてます。駿台予備校は「青パック」,河合塾は「桃パック」,Z会は「緑パック」です。
(5) 弱点補強
苦手科目の弱点補強には,駿台文庫からの「短期攻略シリーズ」,Z会からの「ハイスコアシリーズ」がオススメです。
(1)〜(3)を順にやりましょう。12月いっぱいを目標にするといいと思います。同時に弱点科目は(5)の問題集で埋めていきます。
最後の仕上げに(4)のパックを1月に入ってからやりましょう。12月にやりきれなかった(3)の実戦問題集系の問題集も1つでも多くやりましょう。(5)の弱点補強も必要に応じて続けます。
これからの時期,リスニングは夕方5時からやりましょう。つまり,本番と同じ時間でやるということです。リスニングは1日目の最後,すなわち体が一番疲れている時間帯で行われます。一番眠くなる時間帯にリスニングをやってもきちんと実力を発揮できるようにする必要があります。
また,パックを用いた演習は,共通テストと同じ時間でやるといいでしょう。共通テストは休み時間も長いです。教科間の休み時間,昼休みをどのように過ごすのかなどを考え,最大限のパフォーマンスを上げる方法を見出すことも大切です。
初めての共通テストで不安も多いと思いますが,「やれることはすべてやった」と不安を残すことなく試験会場へ向かえるように残り60日間を過ごしましょう。
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