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普通に生きるということ 「ザ・ファブル」映画感想文

初めての投稿なのでまずは簡単な挨拶から。。。
ニヅキ キュウゴと申します。
元々インスタグラムで映画感想文を書いていたのですが、
せっかくだしnoteに書いて投稿してみようと思い、
ポツポツとキーボードを打っています。 

映画感想文ですのでネタバレもあるかと思います。
これからこの作品を見ようとか、ネタバレは苦手だ、といった方は
戻るボタンを押してくださいませ。。。

では今日の鑑賞作品です。

「ザ・ファブル」


2019年 日本公開
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介、山浦雅大
主演:岡田准一

鑑賞日:2024年3月某日 Netflixにて

あらすじ


6秒以内に相手を仕留める天才殺し屋「ファブル」。
あるとき、ボスから「1年間誰も殺さずに普通に暮らせ」という命令を出され、相棒の女と兄妹という形で大阪に移り住むことになる。

感想


この映画のテーマは「普通に生きる」だと感じた。

人の命を奪うことが「普通」だったファブルにとって、一般社会で生きることは少し難儀なものだった。
だが、ボスから下された命令のもと「普通」という生活に
こだわって、こだわって、こだわりまくって、
不器用ながらも「普通」の生活を送っていた。

ヒロインのミサキはファブルが幼少期、山に置き去りにされナイフ1本で1ヵ月生活していた話を聞いて涙を浮かべていたが
ファブルにとってはそれこそが「普通」だったので、
自分に対して哀れみなどは一切ない。

「普通」というのは人それぞれ生きてきた環境や価値観によって違うもので
自分と異質な状況に置かれると
なかなか戸惑うものだと思う。

ただ特にこの国では「普通」を求められるし、
それに応えられない人は追いやられる傾向にある。

でも「普通」という概念ほど
難しく厄介なモノはないのではなかろうか。


【小島】を演じる柳楽優弥さんの演技はとても面白かった。
キーパーソンとして登場して、何を考えているかわからない狂気じみたキャラだったが、
いざ戦闘になると大声で吠えるだけで喧嘩もそんなに上手くないし、
かっこ悪いシーンも多々あった。
意外と小物だったが、そういう「かっこよくない」人物を演じることが出来る役者さんはとても良いな、と思う。

素人が評することではないとも思うが、
柳楽さんの演技はすごく好きだった。

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