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ウエディングカメラマンの機材準備話。

こんにちは、ギリさんです。初めて見た!知った!という 方も多いかと思います。

自己紹介・・・というわけではありませんが、滅多にしない機材の お話を今日はしようかなぁ〜と思ってます。
25歳の終わりから老舗の写真館に務めまして、2011年の2月に 独立し、(株)ギリフォトワークスを設立させて頂きました。
詳しくはプロフィールを見てね!

はじめはNikonを愛用してました。 D200→D3→D4と10年愛用してましたが、2015年より Sonyにメーカーチェンジしました。
いろいろ理由はあったけど、一番の理由は腰痛です。

<写真> 先日のシャコダン放送の中でカメラバッグの中をお見せしました

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僕は「単焦点レンズ」という、ズームしないレンズを付け替えながら 撮影するタイプの人なのですが、
一度の撮影で数本常備すると 結構な重量になるんです。
それを持って動き回っていると、結構な負担が腰にかかってきます。

NikonはCanonよりは若干軽量ですが、Sonyのミラーレスカメラはさらに軽いんです。 


ミラーレスカメラは沢山のメーカーが出してますが、Sonyは35mmフルサイズセンサーを 搭載したカメラを出しており、レンズもCarl Zeissというドイツの古いメーカーから 共同開発されたラインナップがあり、最近ではCanon,Nikonの2大メーカーに 引けを取らないくらいにとても充実してるんです。

Bodyはメイン機がα9です。 今時のカメラにしては2400万画素と、そんなに画素数大きくないですが、カメラは画素数だけにあらず!と僕は思ってます。

とにかくこのカメラはダイナミックレンジが広いんです。高感度にも強く頼りになります。


その昔、NikonのD3が発売された頃からISOの幅がドッカ〜ン!と 広がったのですが、今ではその数倍の領域で撮影ができるんです。 (初めてD3を手にした時の衝撃はすごかった!革命的カメラでした)

僕の場合、結婚式の撮影が多いので、必ずしも好条件で撮影ができるとは 限りません。
その場その場で条件が異なる、しかも毎回違う会場に行ってるので 「いつも通り」が無いんです。

だからこそ、タフなカメラが僕には一番合っているんだと思ってます。 タフなのは感度だけではなく、画像そのものにも言えます。
僕は写真を撮って、そのままプリントしたり納品したりしません。

必ず、「Raw現像作業」というPCで行う作業を行ってます。 色々ポリシーの持ち方はあるし、
人それぞれだと思いますが 僕の場合は「しっかり写真を自分のイメージに仕上げたい」という想いから
このRaw現像という作業を行っております。

いわゆる、色直しやコントラストの調整等々をしっかり行うわけですが、
画像がタフじゃないと上手く仕上がらないことがあります。

もちろん、相性やクセも ありますのでこれもまた人それぞれですが、画素数が大きすぎると画像の耐久性は落ちます。
それとミラーレスの大きな特徴として、「バックモニターを見ながら撮影ができる」ことです。

さらに、そのモニターはバリアングル機能と行って、上下に角度が動いて カメラを腕いっぱいに持ち上げて見上げながら撮影しても、
モニターが見えるため とてもアクティブで使いやすいのです!
ローアングルと言って地面すれすれのところから 撮影しても同じく、無理な体勢にならなくても撮影ができます。

個人的にですが、腹這いうつぶせになって撮影している姿は、昔先輩(外部?)カメラマンさんを 客観的に見た時に
ちょっと引いてしまったので自分ではやりたくありません・・・

ということで、軽量かつアクティブ、悪条件に強い!このカメラを僕は愛用してます。
この写真は僕が使用しているレンズたちです。 大きなカメラバッグにはこんなのが入ってます。

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いわゆるスポーツ世界のベンチ入りみたいなもんです笑 左から、
Batis f2.8/18mm スタメン。超広角は必ず持ち歩きます。驚くほど軽い!

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Batis f2.8/25mm ベンチ。幻の6メン。元々35mmの使用頻度が高く、なかなか出番がありません。
が、35mmじゃ収まらない時や室内を心地よく広く撮りたい時に出番です!

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Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA スタメンでありキャプテン。
35mmの生々しい画角はドキュメンタリーには必須です。もともとはF1.4の明るいレンズを使っていましたが、デカすぎて重いので軽量化しました。

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FE 50mm F2.8 Macro スタメン。オールラウンダーでありつつ、接写できるので物撮りに最適です。55mmは現在入院中。
小さいし軽いし、何でもとりあえず対応できる便利屋です。

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Batis f1.8/85mm スタメン。そしてポイントゲッターでエースに君臨する、
使用頻度も高い安定圏のあるレンズです。何撮っても上手になった気さえおこさせるので、逆にあぶない(?)レンズかもしれません汗

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Batis f2.8/135mm 新入りでスタメン起用。やっぱり135mmの世界が僕は大好きです。
AFも早い!ちょっと調子悪い時は「どうした?らしくねぇな?」とかベンチ下げてみたり・・・
85mmと135mmは状況によって切り替えてます。

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選手(レンズ)の特製と性格を理解したうえで試合にのぞむ、そんな気持ちでいつも撮影してます。
どのレンズをどのように?みたいなお話は、また次の機会に♪ それではまた。 ギリさんこと、片桐裕二でした。

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