【日記】2021-04-06:部下は上司を選べない→上司は部下の人生を背負うべき
■『「なるはや」案件多すぎ問題』にうんざり
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この日は中国の3連休(清明節)明け初日。
出社してすぐ、パソコンの電源ボタンを押して画面が立ち上がるのを待つ間、コーヒーをいれる。
総務の女性も用意してくれるんだけど、どうもボクの口に合わない。
だから、彼女が出社する前に自分のコーヒーをいれるようにしているのだ。
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メールボックスを開くと案の定、未読メールで画面が埋め尽くされる。
中国が休日で日本が稼働日の次の日はいつもこうなる。
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これもいつも通りだけど「なるはや」案件が多かった。
「今日中に返信ください」と書いてあるのも3件くらいあった。
日本からの長期出張なので、日本側に振り回されることは仕方ない。
でも、正直なところ、うんざりする。
前の週の金曜日にメールしてくれていれば段取りもつけられるのに。
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10時から日本の部下とWeb上での1on1MTGが予定されていた。
「それまでに処理しきる!」と決め、集中してメールを処理した。
■1on1ミーティング
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4月1日から1段階昇進した部下と1on1を実施した。
初めて「役職」をもらったばかりの若手社員だ。
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MTGにおいて心がけたことは、こちらから話すのではなく、相手に話してもらうこと。
だから最初に
「この時間はあなたの好きなように使って下さい。報告でも相談でも壁打ちでもOK。会社のことでもプライベートな内容でもOK。」
と伝えた。
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1on1のやり方については「ハウツー本」も読んだけど、実際にはこの本が役に立った。
細かく「やり方」や「手順」が書いてあるわけではない。
でも「こういうやり方」「こういう考え方」をすることでGoogleでは上手くやっている、ということが書かれている本だ。
そして、その内容が実際に1on1を実施する時のマインドセットとして役に立ったと感じた。
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もう一つ参考にしたのは、ボクが参加しているオンラインコミュニティで体験した1on1。
そのコミュニティのプロデューサーに1on1ミーティングしてもらえる機会があった。
その時に最初にかけてもらった言葉がまさに
「この時間はあなたの好きなように使って下さい。」
であったのだ。
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この日に実施した1on1で受けた相談の一つが
予算達成が難しそうだけれどどうすれば良いか分からない
という内容。
若手っぽく「困っていること」自体が漠然としていた。
だから、まずはその「困っていること」の解像度を上げて欲しい、とアドバイスした。
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具体的には
「To be(あるべき姿)」と「As is(現状)」のGAPを言語化する
←課題の明確化
その課題を解くための「セントラルクエスチョン」を立てる
セントラルクエスチョンを「サブクエスチョン」に分解する
ことを伝えた。
これは、前日に読んだこの本に書いてあった内容。
タイムリーな悩みだったため、さっそく自分の言葉として転用してみた。
■研修に向けた練習
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晩ごはんを食べるため、ホテルの前の日本料理屋に向かった。
このお店は「お一人様用の小鉢料理」が充実しているので重宝している。
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他の日本料理屋は一品のサイズが大きい。
だから、1人で行く時は一品でお腹いっぱいになる。
例えば、ある店の「豚肉の冷しゃぶサラダ」。
うちの5人家族の食卓の真ん中に置かれてみんなで食べるサイズとほぼ同じ。価格も900円くらい。
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食事を食べながら、翌日に予定されている新入社員研修で話す内容の「シナリオ」をおさらいしていた。
ただ、この日は中国人客が多く店の中が騒がしくて、はかどらなかった。
Airpodsのノイキャン機能では防ぎきれないほどうるさかった…
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そんなことをしていると店員の中国人女性から
「ごはん食べる時くらい仕事はやめたら?美味しくないでしょ?」
と言われた。
なるほど、確かにそうだとも思った。
でも、せっかく来てくれた新入社員の方が一回の自分の食事より大事だとも思った。
何かの本で読んだ
学生は入る会社は自分で選べるけれど、上司は選べない。
だから上司は部下の人生を背負う覚悟が必要。
という言葉が、いつも頭から離れないからだ。
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