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新卒フリーターから15年後上場企業の社員になって感じた事

筆者の経歴


筆者の経歴は大したものではなく、どちらかというと過去に戻れたらやり直したい事ばかりである。高校時代は碌に勉強せず大学進学することが出来なかった。

短大卒で新卒と同時にフリーターである。フリーターの経験が後に役に立ったとかでもない世間知らずだった。その後地元の製造業で働き苦い経験を何度もしてきた。

そんな筆者は複数回転職をし、所謂上場企業に経歴を買われて勤めることになったので色々感じた事を書いていこうと思う。

大企業のメリット

これは説明しなくても何となく分かっている人が多いと思う。

賃金は良いし福利厚生がしっかりしている。基本給が高いので、残業代や賞与の額にに直結する。さらに福利厚生といっても様々である。

通勤手当、家族手当、住宅手当といった実感しやすい事から、独自の保険や自社株を割安に購入できるといった効果を実感し難いことまである。

この目に見えない福利厚生というのが意外と金額に換算すると大きい。単純に年収の比較だけでは分からない金額がある。 
お金の話ばかりで申し訳ないが、退職金は中小企業と倍以上違うと思ってもらって間違いないだろう。

仕事については、教育や研修がしっかりしている場合が多い。一人前になるまでしっかりサポートしてくれる。人材育成がしっかりしているので突発の休みの人がいても人手不足で困る事は少ない。

仕事の管理区分がしっかりしている。所属部署以外の仕事は基本する必要はなく、指示系統が明確である。分かりやすく言うと決められた範囲で特化させる。

中小企業のメリット

中小企業の経験年数の方が長いので、色々思い浮かぶ事がある。

会社内の人数がそこまで多くないのでほとんどの人物と顔見知りになる事が出来る。

仕事で活躍すると上の方にすぐ認知してもらえる。年功序列の大手企業よりも早く昇進する可能性が高い。

社内規程が細かくない為、様々な事に柔軟に対応可能であったり融通が利く場合がある。

ある程度キャリアアップしてくると、自分のやり方で仕事を進める事が出来る。そして様々な案件に関与する事が増えると、所属の範囲を超えたり部署を兼任し、数多の仕事をする事が出来る。

この様に、仕事のやり甲斐に直結する様なメリットを得られる事が多い。

大企業へのキャリアアップの仕方

実際にキャリアアップするにあたって企業が求めている要素が分かってきた。年齢や学歴はさほど重要ではない。
 
重要ではないと言っても採用側からすると若い方が良い。極論若くて採用ポジションの実績がある人物が欲しい。

ただやはり重視するのは職務経歴で、専門的に特化した経験だったり資格なのである。

現状の不満

大企業に入社してみて様々な感想がある。入社して良かった感想は、大企業のメリットに記した通りである。

現状の不満としては、まず1つ目として組織の風通しが悪い事である。

急速な増員による組織編成、教育係の不足や現状の力量評価が不適切である事。業務標準が見直された際に、適切に周知されていない事。それを吸い上げ課題とするシステムになっていない。
 
2つ目に、中途採用を有効活用できていない事。筆者だけでなく中途採用の社員は多いが、各々の専門的な知識を活かした仕事の進め方を思う様に出来ない。決められた仕事の手順書とその上の業務標準がある為で、それ等を簡単に変える事が難しい。

最後に業務量の偏りがある事である。社員数が多いとより顕著になるが、不公平だと感じる事が少なくない。様々な業務があるので一概には言えないところである。


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