愛が止まらない

最近、Winkにはまっている。W(ダブルユー)の影響で「淋しい熱帯魚」くらいは知っていたけど、これまたハロプロの影響でずぶずぶと他の曲にものめり込み始めた。

「淋しい熱帯魚」と並ぶくらい有名な曲だけど、「愛が止まらない」が本当に、めちゃくちゃに好きだ。

まず歌詞。わたしのいちばん好きポイントは「都会の輪郭が葡萄色に変わるまでに あなたに本気を感染(うつ)したい」。

なんて美しい日本語なんだろう、と思った。おそらく夕方の、風景が夕焼けに包まれる様を表しているんだと推測されるけど、こんなに綺麗に上品にメロディーに乗せられるものなのかと恐れ入った。夜は場の空気に流されたりとか、本能に負けたりとかで「つい」本気になったような気がしてしまいがちだ。その夜になる前、すなわち「都会の輪郭が葡萄色に染まる」前までにあなたを本気にさせることは、本当の本当に自分を好きになってもらわないと無理なことだ。夕暮れの短さとその美しさも相まって、恋の難しさと儚さが際立っている、と思う。

正直Aメロのすべてを語りたいくらいだけど。

この時期の曲って、前奏が長いのが好きだ。最近の曲は〜とか言うとすごく嫌な感じだけど、言ってしまう。最近の曲はインパクト重視で、派手な音づかいや冒頭のサビで注目を集めようとするものが多い。もちろんそういう曲も嫌いじゃないんだけど、前奏をゆったりと聴きながら曲に入り込める感じだって好きなのだ。というか、わたしはそっちの方が好きだ。

「愛が止まらない」の旋律は切なくてキラキラしている。Aメロにはゆったりと入るけれど、決してリズムが遅いのではなくて、歩くスピードにぴったりと合うくらい。歩きながら、曲の物語の世界に足を踏み入れることができるから、通勤途中に聴くのにふさわしい。歌詞の内容が通勤途中にふさわしいかはわからないけど。

という殴り書きでした。

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