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自殺衝動のブレーキのかけ方について

どうか自殺衝動の抑え方を教えてほしい。


今は非常に危ない状況で綱を渡りながら文章を書いている状態だ。これが原稿用紙ならマトモに片手で筆も握れない状態かと思う。生きていることが辛い。泣き叫んでしまいたい。もしビルの屋上にいるのならいっそのこと飛び降りてしまいたい。こういう思考とも呼べない衝動が頭を埋め尽くしている。身体全体がぞわぞわとする。

希死念慮はふと気付いたらいるのだが、自殺衝動は前触れもなく襲ってくる。通り魔に近いものがある。希死念慮の場合は前のエッセイで書いたようにひとつひとつ分析していけば大抵は消えていくのだが、自殺衝動の場合はそういうブレーキが効かない。「何が生きていること自体がそんなに苦しいのか?」「何がそんなに泣き出してしまいそうなほど悲しいのか?」という質問にも答えられない。感情が訴える苦痛、悲痛に脳が全て支配されている状態だ。一刻も早く消えてなくなりたい。





と、ここまで書いたところで1時間倒れて意図的に思考を遮断させた。パソコンの調子が悪くなったときによくやる最終手段の電源を引っこ抜くアレである。結果的に自殺衝動は通り過ぎたから上手くはいったらしい。


「人間として生きたくない」とは「人間やめたい」と同義であり、それならばと私は「電源を引っこ抜いたパソコン」という無機物に自身を変化させた。それだけのことだ。

別に無機物でなくても良い。「人間であること故に悩み苦しむのだから人間でないものに変化すればいい」とシンプルな話だから人間でなければ何でも良い。犬や猿でも良い。狼のように雄叫びをあげるのも良い。人間という自覚を捨てているので記憶はあやふやだが非常に快活だった覚えはある。

そんなこと誰でも出来るわけない、という苦情が来そうだが社会的に不適合な発達障害者でも出来るのだから訓練次第では出来そうなものだ。如何なものだろうか。これは助言が非常に難しい類で「羞恥心を捨てろ」と意識している地点で既に「人間」が入り込んでいるし、「人間であると意識しないことを意識する」という地点で既に「意識」が入り込んでいる。本当に助言が難しい。まずはやってみてやってみる内になんか分かってくるよ、と極めて無責任なことしか言えない。ここまで書いておいて非常に申し訳なく思う。

そんなこと人がいるところで出来るわけない、という苦情に関しては私もそう思うとしか答えられない。ぶっちゃけて言えば私も出先でこういう状況になったときは私自身も私をどうすることも出来ない。正直言えば賢明なる読者ならどうするか聞きたくすらある。かつて「問題提起しといて読者に君ならどうするかと問題を丸投げする」エッセイがあったろうか。ただコメントにあれば全て私は実行する。深呼吸をする、ハーブの匂いを嗅ぐなど一般的なことから素数を数える、からしやわさびのチューブをそのまま大量に食うなど奇天烈なものまで全てやってみる。

成果はまたエッセイにでも書くことにしよう。「出先で自殺衝動が襲ってきたときは私はこうしている」との助言(なるべく苦痛が伴わないものだと嬉しい)を知人から初めましての方まで幅広く募集している。



蛇足にはなるが、昨日は体調が良かったので鉛筆画を描いてみた。東京事変「修羅場」より敬愛する椎名林檎さんの似顔絵だ。自分では上手くは描けた方だと思っている。出来れば駄文など書かずに絵をずっと描ける体調と精神状態でいたいものだ。

2024/07/04

社会不適合うさぎ



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