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10行日記:こうして積ん読が増えていく

書店に行って、夏のフェアの小冊子を二冊もらってきた。
帰りの電車の中で、それぞれの小冊子をパラパラと捲る。
うーん。こっちのフェアのピックアップには正直、心惹かれるものはないかな。
残りの一冊の方は、それなりに見どころがある。
小冊子をもう一度じっくり読み直して、気になる本の題名に持ち歩いているフリクションで印をつけた。
フェアに挙げられた本のうち、全体の1割の冊数に印がついた。むう、悩ましい。
読みたいと思うことと、実際買うかどうか、買っても読むかどうかは別だからな。
けれどフェアの中には、もう20年近く「読んでみたいなー」で止まったままの本もあった。これ、いい加減読みたいよな。
いつ読むかどうかはともかく、ひとまず手に入れておきたい。次に書店に来たときはこの一冊は必ず買おう。
こうして積ん読が増えていくわけである。「まあいいか」と思いつつもちょっと後ろめたい。なるべくせっせと読みます。なるべくね。

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