10行日記:ゴミ出しを忘れて凹んだ
体調が悪くなりだした頃、ゴミの日を忘れた。
倦怠感にぐったりしている内に、午前中を過ぎていたのだ。
昼、ゴミを出し忘れていることに気づくと、仕事を辞めても曜日感覚だけは忘れなかったのにな、と束の間凹んだ。
このように、体調不良は普段のアンテナが弱る。気も弱る。
ちょっとの不調で大騒ぎする夫を冷ややかに見つめる妻、みたいなコミック風の記事がヤフーによく上がってるけど、私の場合完全にこの旦那さんである。独り身だけど。
普段割と健やかに過ごしているだけに(ありがたいことだ)、少し崩れるとひどく狼狽えてしまうのだ。
喉の痛みがひどくて眠れない夜、微熱や咳もあって、もしやコロナかと悩んだ。24時間対応のコロナ相談窓口に、夜中の1時に電話した。こんな時はどんな手順を踏むべきでしょう、という私の一からの質問に、電話口の人は丁寧に答えてくれた。今の情勢でもこんなに不安になるのだから、かつての医療逼迫時に感染を疑われた人やその周囲の切迫はどれほどのものだったろう。
時の流れも遅くなる。病院にかかった時、体調の説明ができるようにと手帳の記録を振り返ったら、具合が悪くなり始めたのがたった三日前で驚いた。もう一週間や十日ぐらい経っている気がする。苦しみばかり見つめているとそうなるのだろう。
ちなみに検査して、コロナは幸いに陰性でした。5類になったといえど、法律は変わっても病は変わらない。引き続き感染対策に心がけます。
でも、まだ喉が痛い……。いっときでも冷房を止めればまだマシになるのだろうか。しかし絶対に暑いよな……と悩みながら、おとなしく処方された薬と温かい飲み物を飲んで凌いでいる。
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