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春に向けてカラダとココロを調える②

『春』という季節を陰陽五行で説くと、五行は木気、陰陽は陽気ということになります。木気は風の象であり、上昇の気です。自然界では色々な命が目覚め、伸びやかに成長してゆく季節。私たち人間も自然の一部ですから、自然界の気に合わせて調整してゆく(天人相応)ことが、快適に過ごすコツと言えます。

春の前半は季節の変わり目。冬と春のせめぎ合いの中で気温は乱高下し、天候も不順となりがちです。カラダもその環境に合わせようとして一生懸命調整をするので、実は結構負担が掛かっています。その結果春先には、精神的に不安定になったり、肌トラブルが出てしまったり、倦怠感が抜けないetc.といった体調の問題が出やすくなるようです。

対策としては、カラダを冷やさないこと。気の巡りを良くして、ゆったりリラックスを心掛けます。次々に開花する春の花々や目覚めたばかりの小さな緑はココロを癒やしてくれるでしょう。そして寒さで固まっているカラダを少しずつ動かしてみます。午前中の早い時間に散歩に出る、室内でストレッチをする、エアランニング、柔軟体操をしてみるetc. 10分、15分でも良いので動いてみると、とてもスッキリしますよ。

そして今、私が自分用に作って飲んでいるティーは【ジャスミン甘草茶】です。少しお値段は張りますが、花で香り付けした本物のジャスミンティーに甘草(リコリスルート)を10%ブレンドしました。甘草の成分を抽出するために、マグポットを使い、90°以上の熱湯15分で抽出します。2gで500ml抽出と薄めに淹れて、水分補給にダラダラ飲みます。ほんのり優しいジャスミンの香りに甘草の仄かな甘味。春らしいお味のティーです。

甘草は多くの漢方薬にも配合されるハーブ。しかし基礎疾患のある方や妊娠中の摂取、また長期連用には注意が必要です。私もとりあえず2週間の予定。今のところはカラダにすーっと入って行く感じで美味しく頂いています。

ハーブや漢薬を健康サポート目的やティーとして楽しむ際には、濃度は低く、美味しく楽しくがお約束。濃度上げればお薬になるわけですから、成分や作用についての知見が無い場合は、2週間を超える長期連用も避けた方が賢明です。500mlのマグポットに2gのティーバック1個での抽出。お勧めですよ~!

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