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リーダーに必要な資質とは

外部の右腕、戦略担当として活動していて、サポートしやすい人、しにくい人には明確な違いがあると感じています。単純に相性の問題もありますが、それよりも大事だと感じる要素があります。

「分かりやすさ」が大事な要素

サポートしやすい人はよくも悪くも分かりやすく、サポートしにくい人はよくも悪くもバランスが取れています。

バランスがいい人の弱点

一人で事業を進めるならバランスが取れていることは重要ですが、複数人が関わりあってチームとして進めていく時にはそのバランスが邪魔になります。ㅤㅤ

バランス感覚が良いと、周りの人たちが何をどうサポートしていいかが分からなくなるからです。バランス感覚がよく、一人で大体のことができてしまうとこのような弊害があります。

・他人に依頼するのがストレスになりやすい
・お金を払ってまで人に任せる意味が見出せない
・自分以上のクオリティを出せる人を探すのが難しい(見つからない or お金がかかりすぎる)
・自分の中の正解ができてしまって、それを崩されるのが嫌になる
・最初は一人でやるより遅くなりやすい
など。

そのため、ある程度なんでもバランスよくできてしまう人は、自分自身のマンパワーの限界で停滞することになります。

”分かりやすさ”は”強さ”だ

限界を超えていくためには他者の力が必要で、その他者の力を効果的に引き出していくのがリーダーシップ。そして、強いリーダーシップの源は分かりやすさです。

分かりやすさとは
・主張や信条がはっきりしている
・態度が一貫している(※言うこと、やることがコロコロ変わる人も、いつでもコロコロ変わってればそれは態度が一貫しているってことです。)
・得意なことと苦手なことがはっきりしている
・性格が分かりやすい(熱い、クール、大胆、繊細など)
・裏表が少ない
といった要素です。

スタッフや外注先の方々が力を発揮するために大事なのが、自分の役割を認識すること。リーダーが分かりやすいと、スタッフや外注先の人が自分の役割を認識しやすくなります。リーダーの穴を埋める、リーダーができないことをやるという考えになりやすいからです。

例えばリーダーが、
・猪突猛進タイプなら支える側は冷静に立ち回ればよい
・売るのは得意だけど管理がザルなら支える側は管理をしっかりすればよい
・大胆なら支える側は緻密にバックアップするとよい
・超細かいなら支える側は大胆さを発揮するとよい
・戦略家なら支える側は実務に集中すればよい
といった感じです。

チームをまとめていきたいなら

誰かに支えてもらいたい、チームを動かしていきたいと考えるなら、まずは自分が分かりやすくなること。その中でも最も大事だと思うのは、正解とか不正解とか社会のルールにとらわれずに自分の信条や考えに確信を持つことです。

確信が強すぎると、知らぬうちに敵を作ることにもなりますが、その信条や考えを面白がってくれる人たちが支えてくれます。

一人でやってきた人やバランスを大事にしてきた人、客観性を大事にしてきた人にとっては勇気のいることかもしれません。ですが、一人の限界、今の規模の限界を超えていくには、分かりやすい人になることは避けて通れない道です。

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