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成果逆算型とプロセス積み上げ型〜ディレクターの傾向を分類してみた〜

2月から『ディレクターの社会的地位の向上』をテーマにしたFBコミュニティ”ディレクターズギルド”を主催・運営しています。

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突然ですが、"ディレクター"とはどんな仕事をする人だと思いますか?

肩書きとしての言葉は広く周知されていますが、その中身についてはよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

ディレクターズギルドには現在350名以上の方がご参加くださっていますが、先日そこでアンケートを取らせてもらったところ、十人十色の回答で人それぞれディレクターへの認識が違うことがとてもよく分かりました。

そこで、僕たちなりの定義を明確にすべく、共同主催の宮城さん(https://twitter.com/mugendai2412)とまなさん(https://twitter.com/manalog29)と議論し、僕たちはディレクターをこのような人と定義づけました。

『ディレクター=起業家・経営者のビジョン実現を加速させる人』

この背景や意図についてはまた別の機会にお伝えするとして、定義づけをする中で「ビジョン実現を加速させるやり方は、いくつかパターンがあるよね。」という話で盛り上がったので、今回はそれについてお話します。

ディレクターの2つの視点について

僕たち3人や、僕たちの身の回りで活動しているディレクターの方々を分析したところ、ディレクターとして大きく2つのタイプが存在するという見解が出ました。

この画像がその見解をパッと見える化したものです。

ディレクターの2つの視点

※この見解はあくまで現時点でのもの。今後さらに分析が進むと思うので、そしたらまた記事も更新していきたいと思います。

ディレクターは、大きく分けて

・成果逆算型
・プロセス積み上げ型

の2つに分けられます。ハッキリ二分される(どちらかのタイプに100%偏る)ということではなく、人によって配合バランスが異なり、結果としてどちらかに分けられるイメージです。

では、それぞれのタイプを解説しますね。

①成果逆算型

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常に成果から逆算して必要なことを見極めた上でプロジェクトを進めるタイプの人です。

僕たちの中では、マクドナルドで日本一の売り上げ成績を上げる店舗マネジメントを行ってきた宮城さんがこれに当たります。

強み:
・成果達成までのスピードが早い
・目標からブレない(常に目標を最適化できる)
・リソースが少ない中でも成果を出せる

弱み:
・プロセスが荒削りになる(目標以外のことは重視しない傾向)
・曖昧な目標だと力を発揮できない(逆算する元となる成果が存在しないから)

得意な役割:
・成果に向けたアクションプランの立案
・人材選出と配置
・モチベーション管理(いち早く成立させるために、感情的に疲弊させないマネジメント)

②プロセス積み上げ型

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プロセス積み上げ型は達成時のことは常に頭に入れつつも、その場その場で成果に必要なことを臨機応変に見極めながらプロジェクトを進めるタイプの人です。

僕たちの中では、流動性のあるマーケットの動きや心理を観察しながら次のアクションを提示していくまなさんがこのタイプです。

強み:
・プロセス進行におけるひずみを生まない
・PDCAを回しやすい
・目標が変動しても臨機応変に対応できる柔軟性を持つ

弱み:
・最速ではない
・必ずしも当初の目標を達成するとは限らない(現場を見ながら目標すら最適化するため)

得意な役割:
・リカバリー施策の検討
・クオリティ管理
・トラブル回避

人によって配分が違う

このようにディレクタータイプは大きく2つに分けられますが、先ほども書いたように、どちらかのタイプに100%偏っている人は少なく、人によって配合バランスが異なるイメージです。

僕たち3人の場合はこんな感じ。

宮城=成果逆算型:プロセス積み上げ型=8:2
山本=成果逆算型:プロセス積み上げ型=6:4
まな=成果逆算型:プロセス積み上げ型=2:8

成果型に偏りが強い宮城さんは、1年後以降の大きくて具体的な目標があると力を発揮できます。先ほども挙げましたが、滋賀の田舎にあるマクドナルドで店長として日本一の売上を取るなどは、その最たる例ですね。

プロセス型に偏りが強いまなさんは、現状を見ながら成果達成に向けて臨機応変にプロジェクトを進行させていきます。時に、当初予想していた成果と異なる着地をすることもありますが、最終的にみんなが納得のいく成果を作ることができます。

その一方で、特性によってそれぞれこんな弱点も明らかに。

・宮城さんは「目標が小さい・現状から近い」と何をやっていいか分からなくなる

・まなさんは成果からの逆算は行いつつも「成果のためのモチベーションコントロール」が苦痛

これらはどっちが良い・悪いの話ではなく、あくまで「特性が違う」というだけ。だからこそ、自分がどのような視点でプロジェクトを進めているかを理解し、

・どのようなプロジェクトだと成果を出しやすいのか?
・強みを発揮しやすいシーン
・弱みが目立ってしまうシーン

を事前に把握し、ディレクターである自分のことすら上手くディレクションすることが大切だと考えています。

『ディレクター=起業家・経営者のビジョン実現を加速させる人』

自分のディレクター特性を理解し、力を発揮できる環境や仕事の種類を把握することは、ディレクターの責務を全うすることにおいても、自分自身が満足できる充実した働きの実現においても重要です。

あなたはどちらの視点が強いでしょうか?

ぜひ一度、考えてみてくださいね。


ディレクターの社会的地位向上を目指すディレクターズギルド(FBコミュニティ)。
もし気になってもらえたら、気軽に参加してみてくださいね。(画像クリックで参加できます)

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