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「理解できない」という前提がつくる良好な人間関係
「理解する」というのは、とても大切なこと。
相手を理解することで、安心感を与えることができますし、相手も「よかった」「この人は私の味方!」と感じることができます。
しかし、理解する側には注意が必要です。
そもそも人は100%相手を理解することはできません。
相手が「100%理解してもらえた」と感じることはあるかもしれませんが、本当の意味100パーセント理解することは、別の人間同士である限り不可能です。
にも関わらず、「理解できる」という前提を持ってしまうとこんなことが起きます。
「相手のことは理解できる、だから自分のことも理解してもらえるはず。」
「人間なんだったら理解できるのが当たり前でしょ!」
このような感覚を持ってしまうことで、「なんでわからないの」「ありえない!こんなこともわからないなんて」といった相手への押し付けや責めを生み出します。
そして、この押しつけや責めが人間関係を歪め、場合によっては壊すところまでいきます。分かり合えないから殺し合うなんてことも起こり得ます。
そうならないためにも、良好な人間関係を保つためにも、大事なことは「そもそも相手のことを100パーセント理解できることなんてない」と自覚しておくことです。
この「理解できない」という前提があるからこそ、相手のことをより深く理解しようとすることができますし、仮に理解できなくても「人間理解し合えないこともあるしそんなものか」と適度に割り切ることができます。
押し付けや責めで人間関係に傷をつけることもなくなります。
この「わからない」という感覚や「理解できない」というスタンスを持つことで、相手にフラットな立場で接することができ、結果的には相手から「より理解してもらえた」「この人は自分を責めることはない」といった安心感を与えることができます。
相手を理解することのメリットは大きいですが、「理解できない」という前提を持った上で理解に務めることが、良好な人間関係を築く上で大事になってくるのかと思います。
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