せっかくのサポートが逆効果になるとき？

人のパフォーマンスや心理面に大きな影響を与えるモノのひとつとして、環境的要因というものがあります。

環境的要因とはどういうモノかというと、「チーム・組織の方針」、「チーム・組織の文化」、「リーダー（コーチ・上司）の支援スタイル（支配的・民主的など）」などが挙げられます。

そこで今日は、これらの環境的要因の中での支援・サポートに注目した研究を紹介します。

過去の研究から、「必要なときに必要なサポートを受けられる」という感覚は、様々な重要な心理的要素（自信、モチベーション、生活の質など）に影響していることが分かっています。

しかし、面白いことに、「たくさんのサポートを受けている」という感覚は必ずしも、良い結果や心理面に結びつくわけではありません。

なぜなら、たくさんサポートを受けていても、子どもや選手が必要としていないサポートであれば逆効果にすらなりうるからです。

しかし、その逆もしかりで、子どもや選手が必要としているにも関わらず、必要なサポートを受けられていなというのもまた、彼らを苦しめることになりかねません。