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人材育成プログラム「Sports X Leaders Program」でシステムシンキングを身につけ、共にスポーツ界と社会が価値を共創できるシステムを創造していきませんか?(応募は8/1まで)

 2017年にスタートしたSports X Leaders Program(以下SXLP)、今年は第3期を開催します。自身も0期生として参加し、今回第3期の運営を担当している小西徹にSXLPの特徴について聞きました。

「システムシンキング」が最大の特徴

 SXLPコンテンツの最大の特徴は、”システムシンキング”を用いてスポーツ界の課題を題材とすることです。他のスポーツ関連のセミナーやコースと比べてみるとわかりやすいですが、、SXLPには知識のインプットを目的とした講義のみセッションはほとんどありません。

スポーツに関するマーケティングやファイナンス、ベストプラクティスなどといった専門ナレッジの伝達の場ではない、ということです。SXLPは、ものごとを構造的・俯瞰的に考えること、新しい変化に適用する力を身につけることを目指しています。

このようなコース設計にしているのは、スポーツが複数の要素によって構成されている複雑なシステムの上に成り立っている産業だからです。競技の観点では勝敗もありますし、一方で勝てばなんでもいいかというとそうでもない。収益の観点でも単に売上が上がれば成功、というわけでもありません。さらに、自分たちのプロダクトはすべてコントロールできるわけでもありません。だからこそ構造的・俯瞰的にモノゴトをとらえる力を養うことが重要だと私たちは考えております。

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主体的に取り組むことでより多くのことが吸収できる

 受講する方にはぜひ「自ら主体的に関わる」ことを意識して取り組んでいただきたいです。人と人がつながる、自分で学ぶ、自分が課題をもつ。そういった姿勢で臨めば吸収できるものが多いはずです。

 これは自身が0期として受講したときに強く感じたことです。

 そもそも、いろいろな人が関わるのがスポーツです。部品が構造的につながることをきちんと把握しなければ回らないインダストリーですよね。競技の観点では勝敗もありますし、一方で勝てばなんでもいいかというとそうでもない。収益の観点でも単に売上が上がれば成功、というわけでもありません。さらに、自分たちのプロダクトはすべてコントロールできるわけでもありません。

 スポーツをきちんと構造として捉えることを意識していき、受講生同士で協力しながらスポーツ界の課題に取り組んでいってほしいなと願っています。

これまでの受講者は多種多彩に富んでいる

 SXLPのもう1つの特徴は、多様な受講生と異なる視点を統合しながら議論をできることです。スポーツは「する、みる、ささえる」人がいると言われていますが、私達はもう一つ「スポーツを活用する」人がいると捉えています。

 そういった観点で0期から2期までの間は、3種類の方たちが受講しています。

①する人=アスリート、選手
②ささえる人=NF所属やクラブ関係者といったライツホルダー、経済産業省などの国の立場の方
③活用する人=スポンサーやメディアなど、企業側の立場

「見る人」に関して言うと、それ専門の人はいませんが、スポーツに関わる人はみなさん心のどこかで「ファン目線」も持ち備えているはずですよね。

「システムシンキング」という共通言語をもちながら、多種多彩な方たちが一同に介すことこそがSXLPの最大の魅力と言っても過言ではないと思います。

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コロナ禍における新たなチャレンジ

 コロナ禍を通して、私達はピンチをチャンスに変えたいと思っています。セッションはオンラインベースで計画中です。(zoom,MILO,Discordを利用予定)

 オンラインのメリットは、まず議論がアーカイブとして残ることです。これによって、教員側も含めみんなでフォローアップしやすくなるのがメリット。これまでは必ずその場にいないと聞けなかった議論が、オンラインに残ります。それによって自分が参加しなかったグループの議論も知ることができ、結果として自身の思考も広げられます。

 また、これまでの0期~2期は地方や海外在住の方、子育てやスポーツの現場があるため土日に融通がきかない方には参加しづらいコースになっていました。オンラインベースになることでそういった方達に参加していただくチャンスが広がります。オンライン初年度なので運営面でうまくいかないところも出てくるかもしれませんが、私達自身もこれまでの制約を取っ払えるチャレンジだと思って準備しているところです。


コミットメントは自分次第

受講する方にはぜひ「自ら主体的に関わる」ことを意識して取り組んでいただきたいです。人と人がつながる、「自分で学ぶ」、「自分が課題をもつ」、そういった姿勢で臨めば吸収できるものが多いはずです。

 セッション以外の時間の使い方は適度に自分でコントロールできます。

 個人ワークは少ないですが、グループワークで仲間と時間を調整をしながら課題と思っていることに対して探索して、協力することが求められます。こういう形式での学びとなるため、各自が主体的に動きグループの成果に貢献できるようにセルフマネジメントしていただくことが必要となります。

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こんな方にぜひ受講していただきたい

 私達のコンセプトとして多様な人が混ざり合うことをSports✕(かける)という意味で「Sports X」という言葉を使用しています。とはいえ、やはり自身の軸は持っていてほしいです。例えば昨今のニュースを見て、ただただ「コロナは大変だな、スポーツ界お金がないんだな」としか思っていない人には、残念ながらプログラムから得られるものは少ないのではないでしょうか。ビューポイントがないと主体的にコースに入れないと思います。このプログラムは、インプットがメインではありませんので。

スポーツへの思い、スポーツを自分がどうしていきたいか。自分で課題意識を持って取り組んでいる人に来ていただきたいです。そうした自分の軸に加える形で、自分の得意領域とが混じり合う機会にしてほしいです。

最後に

 ぜひとも「自ら考えて自ら主体的に動ける人」に集まっていただき、半年間のプログラムを楽しんでいただきたいと思っています。スポーツをきちんと構造として捉えることを意識していき、受講生同士で協力しながらスポーツ界の課題に取り組んでいってほしいなと願っています。皆さんとお会いし様々な議論ができることを今から楽しみにしております。

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小西徹
SXLP0期修了生
SXI理事/監事の中で、Sports X Leaders Program3期を担当


【Sports X Leaders Program3期生募集概要】

▼期間
2020年8月22日~2021年2月13日
▼内容
[Phase1]基礎能力:スポーツ経営人材として共通に必要な能力
[Phase2+3]専門能力:直面する課題に応じて必要となる能力
[Phase4]実践能力:基礎能力と専門能力、コア・コンピタンスを統合的に運用する能力
▼会場
原則zoomによるオンライン講義、対面講義は都内で開催予定
▼参加費
無料(ただし研修等を実施する場合、若干の参加費負担が発生することがあります。)
▼対象者
既にスポーツ業界で活躍中、もしくは活躍できる潜在能力がある方
▼募集締切
2020年8月1日(土)23:59(JST)

応募はこちら
https://sportsxinitiative.org/recruitment.html

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