いつかの記憶、独白

(回想)

醜い感情ばかりが募った僕には
生きることの美しさなんて分からないや

生きるってなんだろう
何のために生まれ落ちたのだろう
誰に必要とされるのだろう

わかんない、わかんないよ



もう時期膿んだ傷が腐る頃だ
綺麗な言葉なんて綴ってられるか

...

そんな過去だった

気付いたんだ
全てを見失っていたのは
自分のせいだった

解毒薬の調合方法が解った気がした
調合には三年の刻が掛かるらしい

"これで僕が変われるのならやってやる"

ヤケクソになっていた過去には
もう、戻らないよ

毒しか吐き出せない僕はもう要らないから

...


いつかの記憶で眠る君を
もう一度抱き締めさせて

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