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映画のあれこれ

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映画の感想
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2023年8月の記事一覧

【感想67】クライムズ・オブ・ザ・フューチャー

見る前に見ていた「プラスチックの摂食」や「臓器摘出を隠すことなく描写する」シーンでかなりショッキングな描写を惜しみなく出してくるタイプなんだと思ってたけど、いざ見に行ったら余裕で最後まで見きれる程度で安心したのもあったしかなり個人的なツボを押さえられてて後味が良い1日になった。 他人に勧めやすい ★★☆☆☆ 個人的に好きか  ★★★★★ 人間から痛覚や感染症の恐れがなくなった時代で手術による自傷行為が数少ない娯楽として広まっている世界が舞台になっている。 衛生の概念が不要

【感想66】バービー

いくつものパロディがあったり、ノンストップで進んでくれるコメディ調のテンポだったりと純粋なエンタメ映画としても楽しかった。 作品外のガヤがとんでもないことになってるけれど作品自体が悪いわけじゃない、阪神タイガースと阪神タイガースファンみたいなもんだから。 他人に勧めやすい ★★★★☆ 個人的に好きか  ★★★★☆ 名前ぐらいなら誰でも知っているぐらいのビッグIPであるバービーを使った映画化。巷ではフェミニズム映画の文脈で語られているけれど、実際には男女関係なく各個人への啓

【感想65】17歳は止まらない

予告で見てから楽しそうな活劇だな、と思ったけど実際に見たら邦画の中では断トツで面白いティーンムービーだなと思った。目つけた映画が面白いと、うれしくなっちゃうな~~~~ 他人に勧めやすい ★★★★★ 個人的に好きか  ★★★★☆ 農業高校に通う木村瑠璃の17歳の誕生日前後を描く。 先生に片思いをしている中で、別の高校の男子マサルに言い寄られ続けている。あしらう理由は「同年代の男は全員バカに見えるから」。 でも当の瑠璃が一番のバカで、子供っぽいのが味噌になってくる。 片思い

【感想64】特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト

8/5の舞台挨拶*2を見に行ったら。一緒に行ったオタクと揃って萌萌女たちに狂わされてちゃんとおかしくなった。 原作者・監督・副監督の3人という登壇者だったけれど、こういう形式の舞台挨拶が作品自体を好きな時にはすごく充実したものを見れるんだな、ていう発見はあった。と思う。 他人に勧めやすい ★★★☆☆ 個人的に好きか  ★★★★☆ 元は『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話』内にある短編の1つで、最終編になる3年生編に向けた準備、という感じの立ち位置のお話

【感想63】イノセンツ

今週何も見てないな、て所から始まって、適当に面白そうなタイトルがこれぐらいしかなかったので劇場へ直行。 『わたしは最悪。』と同じ監督だってことは後から知ったけど、かなり納得する感じの空気感だった。 他人に勧めやすい ★★☆☆☆ 個人的に好きか  ★★★☆☆ 日本で言う団地に住んでいる4人の子供たちが「超能力がある」という気付きをきっかけに発展していく。 最初は小さな石の落下軌道をずらせるとかのちっちゃな能力だったのが、自閉症になっている主人公の姉と意思疎通が行えるどころか