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整った文章を書く3つのポイント ③補足したいときは、特に、と言う

ESを書く際、構造が整った文章を書くことで、採点者の認知的負荷を減らすことができます。

具体的に、構造を整えるためのポイントは、大きく3つあります。
①数で構造を示す
②一文を短くする
③補足したいときは、特に、と言う

③補足したいときは、特に、と言うについて解説します。

情報にスポットライトを当てる

「特に」を使った文章を、まずご紹介したいと思います。

正直、内容はどうでもいいです。
「構造だけ」意識して読んでみてください。

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学生時代に苦労をした経験について教えてください。(300)

体力面と精神面に分けて説明します。
体力面で大変だったことは、毎日2時間以上の練習に加えて、朝7時から1時間の自主練習を継続した」○○サークルでの経験です。
精神面で大変だったことは、「開発システムの導入直前に潜在バグが発覚した」長期インターン先でのシステム導入経験です。
特に前者について、学びが深い経験でしたのでご説明します。
初心者同然という状態で入部した私は、「経験値が足りない」と考え、周囲より圧倒的な練習量をこなしました。確かに効率的ではなかったと思います。ただ、遠回りをしながらも着実に成長し、現在では70人という大勢を束ねるサークル長を務めさせて頂いております。(285)
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このように、「どれか一つ」にスポットライトを当てる使い方をします。

「特に」で言及される部分は情報が「濃く」なり、そうでない部分は、情報が「薄く」なります。

情報の濃淡が文章を洗練させる

情報の濃淡によって、文章の面白さが上がります。

濃淡とは面白さです。

全てにスポットライトが当たっていると、どこを見ていいか分かりません。
光がなくても、そもそも何も見えません。

「伝えたいこと」を選んでスポットライトを当てることで、「ここを見て欲しい!」という想いを届けることができます。

文字数調節も可能な「便利ワード」

少しテクニック的な部分に触れておきます。
「あともう少し、文字数稼ぎたいな…」という時に、大活躍します。

そして、これが「情報の濃淡」を作り、文章を洗練させてくれるのです。


便利ワードなので、ぜひ使ってみてください。

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