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"So What?"を作る

過去の経験(がくちか、自己PRなど)は、未来と繋がっていなければ意味を為しません。

過去と未来が分離していると、「つくりもの」になってしまいます。偽物です。


例を挙げて説明します。

例えば、自己PRで「私の強みは粘り強さです。」と答えました。
相応しいエピソードが提示できたとします。

これ自体には問題はありません。
「なるほど。」と理解はして頂けるはずです。

そこから続けて、次のように聞かれます。

「ふーん、粘り強さが強みなんだ。だから何?」
と。


「圧迫面接」なら、このまま聞かれます。
ですが、言う言わないは置いとくとしても、面接官は同じように考えます。

「そこから将来、どう活躍できるのか(していたいのか)?」を知りたいのです。

"So what?"

この「だから何?」という思考法を、”So what?”と言います。

事実に対して「どのような仮説が示唆されるか?」もしくは「なにが結論づけられるのか?」が提示できないと、事実に意味がありません。


例えば、「粘り強さ」という自己PRの”So what?”は、このようにできます。

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自己PRから何が言えるか?

私のこの「粘り強さ」という強みは、御社(口頭なので御社です)の営業職において、粘り強く営業をかけることができる点において発揮できると考えています。
営業職は、会社の顔としてお客様に信頼して頂くことが大切になってくると考えます。
そういった際は仕事面以上に、精神面の部分から評価されて頂けるよう、努めてまいりたいと考えています。
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「事実」に対しては「推測」を述べるようにしましょう。


これは逆質問も同様です。

「自分の意見 or 事実」+「推測されること」
のセットで尋ねると、面接官に「地頭の良さ」を感じて頂けます。

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御社の○○を見学させていただいた際に、空調に夜間警備サービスをつけたり、掃除が簡単な仕組みにしたりという取り組みにすごく感心しました。
このようなアイデアはお客様からの要望を営業が伝えることから生まれるのですか?
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