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「過去・現在・未来」のバランス

自分の過去ばかり、エネルギーを内側にばかり向けてしまう「コアコア病」には注意しましょう。

就活は「過去・現在・未来」を同じくらい語れることが大切です。

どれかに偏ってはダメです。


では、「過去・現在・未来」をそれぞれ、どれくらいの比重で考えればいいのでしょうか?


「過去」の評価比率

結論から申します。

企業における評価の割合はおおよそ
「過去:現在:未来=3:4:3」
くらいの感覚です。

(ですが、選考段階(ES選考、1次面接、最終面接など)によって、比重は変わってきます。
例えば、1次面接は4:4:2くらい、最終面接は1:4:5くらいです。)


過去の部分は、全体の3割しか評価されません。


というか、面接官はそもそも過去のエピソードに「興味ない」です。

1日に、何人もの就活生を相手にします。

面接官は一度に多くの人を見ているので、
一人一人のエピソードなんて、正直覚えていないのが現実です。

就活業界、特に大企業を受ける際には、よく言われる話です。


「新卒採用」に対する企業の想い

また、企業側は新入社員を「即戦力」として考えていません。

入社後およそ5年間は「企業の負債」です。
(これは、「一人前」と呼べるまでにかかる年月が一般的に5年、と言われているからです。)

それでも、仕事が充分にできない、半人前の間も、毎月決まった額を支払う必要があります。


そこで新人が育ってくれれば、投資した分を「会社への利益」として返してくれます。
ですが、その前に辞められたら負債のままです。

ある意味、博打と言えます。


「ポテンシャル採用」

まとめます。

新卒採用では「何をできるのか?」という「能力」よりも、
「これから何をしたいのか?」という「意志」が問われている、ということになります。


能力については、素質があれはあれば問題なし、くらいの感覚です。
「自己PR」も、「実績よりも考え方やプロセス」が評価されるのです。

これを、新卒採用の基本スタンスである「ポテンシャル採用」と言います。

「ポテンシャル採用」に最適化した戦術とは、
「コアコア病」を抜け、「現在・未来」を深める方法です。


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