「がくちか」の参考文献

新卒採用では、ほぼ間違いなく「学生の頃に頑張ったこと(がくちか)」を問われます。


「がくちか」を作る上で、非常に参考になる文献を紹介したいと思います。
文献と言いつつ、youtubeの動画ですが…(笑)

それは、これです。

「闇から光へ」のストーリー構成

海外シャンプーのCMです。
(CMも、「自社を宣伝する」という意味では、「自分を宣伝する」就職活動と非常に似ています!)

「ストーリー構成(特に終盤)」に、非常に大きな学びがあります。
そこについて解説します。


場面は主人公の女の子が、ライバルに「祖母から貰った大切な衣装」を破られてしまうシーンです。

このシーン、正に主人公の「闇」を表しています。

「一番の晴れ舞台で、一番に活躍を見てほしいと思った祖母に、この衣装を着て演技するのを見てほしい!」

そんな想いが、衣装と共にズタズタにされてしまいます。


さて、ここで主人公は演技を諦めたでしょうか?

なんと、真逆の行動を取るのです。

昔から愛用していた「赤い髪留め」まで外し、「ありのままの自分」で舞台に現れます。

そして、見事な演技を披露し、観衆から大喝采をもらいました。


表彰台での彼女の姿は、「光」そのものです。

そこで髪をサラーっとやって、「あ、あのシャンプーだ!」となるわけですね。(笑)


この「闇から光へ」が、がくちかを作るうえで非常に参考になります。

様々な想定問答を包摂する

この構成で作られた「がくちか」は、一つのストーリーから、色々な切り口で話すことができます。

例えば、以下の問いは、この「がくちか」ストーリーで話すことができます。

・学生時代に挫折を感じた経験
・「がくちか」から学んだこと
・最も達成感を感じたこと


とくに、「挫折を感じた経験」は頻出の想定問答です。
「イマ面接官に人気の想定問答」です。

挫折経験は、「本人の気質」を知る上で非常に便利です。

挫折に感じた対象や、その時の感情って、まさにその人の「リアル」ですよね。


話を戻すと、

「一つのエピソード」を多面的に捉えらえることで、「一つのこと」から学べる深さを伝えられます。

1を聞いて10を知る、のような感じです。

確かに、面接で語れるエピソードは多いに越したことはないです。
ですが、それ以上に「一つの事象を深く見る力」も大切となります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?