聞かれた質問に対して、正しく答える②
前回の続きです。
ここでは、なぜ”正しく答えること”が大切なのか?
そのロジックをご説明したいと思います。
認知的負荷
「聞かれた質問に対して、正しく答える」と、相手の「認知的負荷」が低い状態を作れます。
例えば前回の、「11時に帰る」のズレた答えだと
「えっ、11時って、11時に帰るってこと?」
「えっ、結局、夕食は用意する必要あるの?」
このように、「聞いてないこと」を考える必要が生まれます。
この、「えっ?」という感じのことを「認知的負荷」と言います。
「認知的負荷が低い」=「整った部屋」
「認知的負荷」は、「整理整頓された部屋」と例えられます。
試験前に「よし、勉強しよう!」と決心しても、思わず片づけを始めてしまう経験、よくあると思います。
これは、意識が「拡散」しているからです。
あれこれ考えているのです。
逆に、余計なものが全くない部屋だと、スッと勉強にエネルギーを向けることができます。
意識が「凝縮」しています。
「意識の拡散状態」のことを、熱力学の言葉を用いて、「エントロピー」と例えることができます。
ESの「エントロピー」を下げる
エントロピーとは、「エネルギーの拡散状態」のことです。
この場合、「ヒトの意識の拡散状態」とも言えます。
エントロピーが高い状態はエネルギーが拡散している。
逆に、エントロピーが低い状態はエネルギーが凝縮しています。
つまり、「エントロピー」は、下げれば下げるほど良いと言えます。
余計なことを考えさせず、「話の内容」に意識が集中できるようにしなければなりません。
「ズレたこと」を言っていたり、がちがちに緊張していたりすると、正直話の内容なんて入ってきません。
「この子大丈夫かな…?」と、心配されて終わりです。
そうならないためにも、”正しく"答えましょう。
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