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整った文章を書く3つのポイント ①数で構造を示す

ESを書く際、構造が整った文章を書くことで、採点者の認知的負荷を減らすことができます。

具体的に、構造を整えるためのポイントは、大きく3つあります。

①数で構造を示す
②一文を短くする
③補足したいときは、特に、と言う

①数で構造を示すについてご説明します。


情報のハコを作る

数で構造を示すとは、まさに私が”6行前”にやっていることです。

>具体的に、構造を整えるためのポイントは、大きく3つあります。


「大きく3つあります。」というと、相手の脳内に、情報のハコが3つできます

こちらから提供する情報を、3つのハコに整理して渡すイメージです。

これにより、「相手が今、どのハコの話をしているか?」ということが分かります。
情報が整頓され、相手に入っていきやすくなります。

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就職活動の軸を教えてください。(150)

就職活動の軸は大きく2つあります。一つ目は「大学で学んだ化学の知識を生かし、故郷に貢献できる」という点です。二つ目は、「営業職である」という点です。直接お客様と話し、お客様の課題に即した商品やサービスを提供することに、非常に魅力を感じています。(121)
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"MECE"に分割する

「数で」とは言いましたが、言葉で分ける方法も存在します。
”MECE(ミーシー)”
を意識してください。

MECEとは、コンサル用語の一つで、「モレなく、ダブりなく」の意味です。
例えば、「中と外」や「西日本と東日本」はMECEですが、
「学生と社会人」や「パンとご飯」はMECEではありません。


MECEを意識して、言葉で構造を示した例がこちらです。

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学生時代に苦労をした経験について教えてください。(300)

体力面と精神面に分けて説明します。
体力面で大変だったことは、毎日2時間以上の練習に加えて、朝7時から1時間の自主練習を継続した」○○サークルでの経験です。
精神面で大変だったことは、「開発システムの導入直前に潜在バグが発覚した」長期インターン先でのシステム導入経験です。
特に前者について、学びが深い経験でしたのでご説明します。
初心者同然という状態で入部した私は、「経験値が足りない」と考え、周囲より圧倒的な練習量をこなしました。確かに効率的ではなかったと思います。ただ、遠回りをしながらも着実に成長し、現在では70人という大勢を束ねるサークル長を務めさせて頂いております。(285)
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