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想定問答「聖人問題」

個人面接の場において、「あなたは聖人ですか?」という質問がされることがあります。

直接は聞かれません。(笑)

「苦手な人はいませんか?」
「ストレスを感じることはありませんか?」
といった形で聞かれます。

これらのような質問を、「聖人問題」と呼んでます。


「聖人アピール」は逆効果

「何とか良く見せよう!」と思うと、

「苦手な人はいません!」
「ストレスを感じることはありません!」
って言ってしまいがちです。

そんな聖人は滅多にいません。面接官も聖人ではありません。

面接官だって苦手な人は居ますし、ストレスも感じます。
それが普通です。


こういう質問で「聖人アピール」をしてしまうと、

「この学生、多分取り繕ってるな…。他の答えもウソなんじゃない?」

と、かえって悪印象を与えてしまう可能性があります。


誠実さをみせる

こういった質問には、まずは正直に答えましょう。

どのような人間にも短所はありますし、弱みを隠さない姿勢は「誠実さ」と捉えて頂けます。


オススメのフレーズは、「正直に申しますと」から話し始めることです。

「正直に申しますと、価値観を押し付けてくる人が苦手です」
「正直に申しますと、思った通りに事柄が運ばない時にストレスを感じます」
のような感じです。

この「自己開示」は、信頼関係を築くうえで有効なコミュニケーション技法のひとつです。

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