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整った文章を書く3つのポイント ②一文を短くする

ESを書く際、構造が整った文章を書くことで、採点者の認知的負荷を減らすことができます。

具体的に、構造を整えるためのポイントは、大きく3つあります。
①数で構造を示す
②一文を短くする
③補足したいときは、特に、と言う

②一文を短くするについてご説明します。

”頭の良い人”が書きがちな、NG文章

「何が言いたいのか?」を端的に表せます。

逆に、一文が長い例をひとつ紹介します。

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当社を志望する理由について教えてください。(200)

当社を志望する理由は、数ある中でも、私の中では「デジタル変革」に携わりたいという意志が強いところが多くあると考えていて、例えば、スマートフォンの普及によって人々の生活が大きく変わったり、AI技術の革新的な進歩により仕事の形態も大きく変わりつつある中で、御社のIT技術における知見の深さ、そして「新しい風」を何より大切にする社風は、私にとって非常に魅力的に感じたからです。(185)
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※※ちなみに、ESは「御社」ではなく、「貴社」を使いましょう!※※


一文が長いと、グチャグチャで大きなものを「はい、どうぞ!」ドーン!と渡すことになります。

何が言いたいのか分かりにくいです。


実はこれ、「頭のいい人」が書いてしまいがちな文章です。
一度に処理できる情報が多いだけに、情報を一気に詰め込んでしまうからです。

一文の長い文章は認知的負荷が高く、他の人には伝わりにくいことを知っておきましょう。

一文50字以内を目標に

情報を「一口サイズに」することで、認知的負荷が下げられます。

先ほどの文章も、書かれている内容には問題はありません。
あとは、「一口サイズに」カットするだけです。

目標は「一文50文字以内」です。

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当社を志望する理由について教えてください。(200)

「デジタル変革」に携わりたいと思い、貴社を志望しました。
私には、飛躍的な進歩を遂げるIT技術と共に成長してきた実感があります。例えば、スマートフォンによる生活形態の変化や、AIによる「労働価値」の再定義などが挙げられます。IT技術と共に成長してきたからこそ、そこを学び、深く携わっていきたいと強く考えました。その中でも貴社の①○○業界への知見の深さ②「新しい風」という社風に大きな魅力を感じています。(200)
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