仮説演繹法を、記事の企画・執筆に生かす
発信する記事が備える説得力は、記事の企画を練り、取材をどう進めるかを考える段階、つまり記事の構造づくりの段階で決まってくる。この段階において、すでに学術分野で確立されている論理構築の方法論をひな形として参照しておくことは、大いに役立つ。
以前、私のnoteで「アブダクション」について触れた(記事:アブダクティブ・アプローチとは何か:『才能をひらく編集工学』より)。アブダクションとは科学的発見の方法論のひとつで、目の前に見られる異質な現象や新たな現象に対して、仮説を当てはめつ