Black Lives Matter ??

「黒人の命は大事(Black Lives Matter)」ホワイトハウスの前に巨大ペイントが現れた。ワシントンのホワイトハウス近くの16thストリートがBlack Lives Matterプラザという名称に変わり、巨大ペイントが施されたらしいです。オバマ元大統領は、、有色人種の若者に「あなた方の命は大切だと知ってほしい」と語りかけたそうです。

一見、良いムーブメントようにも見えるけど、これらの言葉には、差別意識がすでに現れていると感じます。ふと、ベネトンのCOLORSの作品を思い出しました。写真の中に3つの心臓。それぞれに"White", "Black", "Yellow"の文字。どの心臓が、どの人種のものか？ラベルがなければ区別がつきません。

そもそも、白人も、黒人も、黄色人種でもなく、みんな同じ人間であるはず。「ラベル」を貼ること自体が間違っているんじゃないか？
「黒人の命は大事」ではなくて「人間の命は大事」。
もっと言えば、「すべての生命は大事」中国人が銀座で高級品を買うとすると、なぜ日本人は怒るのか？

「金持ち」だから偉いのか？
「有名」だから特別なのか？
「アーティスト」だから特別なのか？

トラックの運転手や、スーパーの店員は低い仕事で、医者や弁護士の仕事は、高い仕事？(コロナウィルスでライフラインを支えるこうした仕事の重要性が再認識された。)　自分の中にも、日常の中にも、たくさんレッテルはあると感じました。

あるのは個性であって、
多様性であって、
役割の違いでしかないはず。

足りないものを、助け合ったり、補い合うための大切な特性じゃないか？自然界は、多様性が調和することで、美しさを生み出していると感じます。それはそれぞれの種に対してのリスペクトがあるからだと思う。
　ハイテク化された都市はどこの国も、騒音と粉塵と広告看板、ディスプレイで汚されつつあります。今まで、いろんな国の都市に行ったけど、東京もそうだと思う。みんな自分が生きるのに必死で、知らないうちにに他人を土足で踏みつけてるのに気付いてないのかもしれない。
　たまに新潟にある里山十帖という自然に囲まれたアーユルベーダーを取り入れた旅館に行きたくなります。こちら、そんなテーマを持って作ったお気に入り作品の一つ。「花鳥風月」