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SOCIAL MEETing2020 参加者の声 | Vol.1

SOCIAL WORKERS LAB(以下SWLAB)は、「ソーシャルワーカー」という概念を介して、 多様な⼈びとが出会い、関わり合い、問い、学び合う社会実験プロジェクト。

3年連続開催しているSOCIAL WORKERS TALK をはじめとし、様々な場・関係づくりに取り組んできています。そんなSWLABでは、今年3月にはじめて、SOCIAL MEETing を開催しました。

SOCIAL MEETing とは?

SOCIAL MEETingは、いわゆる福祉領域の仕事に取り組みながらも、その枠組みを飛び越えようとする先駆的でチャレンジングな福祉法人と、大学生との出会いの場。顔が見える距離で、名前を覚えあえる人数で交流できる対話型のオンラインイベント。

今年度は12月18日(土)に、「タテ ヨコ ナナメ」をテーマに開催します。

と、ここまで読んでみても、なかなかどんな場かイメージしづらいという方も多いかもしれません。

SOCIAL MEETingは、「学生と社会人といった垣根を超えて、同じ姿勢で考えることのできる問いを囲みながら対話をしていく」場なのですが、この説明もピンとこないという方もおられるように思います。率直なところ、私たちもMEETingという実験的な取り組みをぴたりと表現しきれていないのです。

そこで今回は、「社会のために働くとは?」をテーマにした初回に参加してくださった方の生の声を取り上げることで、「SOCIAL MEETing ってどんな場?」という問いに応答してみたいと思います。その場でどんなことを感じたか、その後にどんなつながりが生まれ、どのように変化してきたか。

前後編の2回にわたり、4名の個性豊かな学生(当時)の声をご紹介します。

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大森 美歩(おおもり みほ)さん

福井県鯖江市出身 慶應義塾大学文学部4年
高校時代、勉強や学校が苦痛になった体験から、学校教育について考えるようになり、大学では教育学を専攻。学びを深める中で児童福祉にも関心を持ち、福祉の世界に足を踏み入れる。来年4月からは障害福祉分野の社会福祉法人に就職予定で、現在は内定先の法人と放課後等デイサービスでアルバイトを行う。趣味は写真を撮って記録を残すこと。人間、生きること、アートに興味がある。

①SWLABとの出会いとSOCIAL MEETingに参加しようと思った理由

私とSWLABの出会いは、「フクシゴト」の公式ラインに流れてきたイベントのお知らせを見て「なんか面白そう!」と参加したことがきっかけです。その後SWLABのイベントのファンになったところでSOCIAL MEETingがあることを知りました。就活中だったこともあってテーマに惹かれ、「これは絶対に参加すべきだ!」と即申し込みました。

②SOCIAL MEETingに参加してみてどうだったか

参加した当時の私は、第一志望だった社会福祉法人から内定をもらっていながら、親に「本当に大丈夫なの?」ときかれて迷っていました。このイベントに参加したことでそれが変わり、福祉業界に進むことに対してすごく前向きな気持ちを持ち始めました。「こんなに面白い人たちが素敵なイベントをつくって福祉を面白くしようとしていて、そこに集まってくる素敵な人たちがこんなにいるなら福祉に進んで大丈夫だ」と思いました。究極的には、SWLABの存在に自分の背中を押してもらったことになります。

③現在の自分

今は、当時内定承諾をためらっていた社会福祉法人に就職を決め、そこでインターンとして新規事業のお手伝いをしています。それと、気づいたらSWLABにインターンとして関わることになっていました。みんなで福祉を耕していく試みのために、わくわくしながら動いています。


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中野 葉月(なかの はづき)さん

日本福祉大学 福祉経営学部(通信課程)3年
愛媛県松山市出身。趣味は読書や音楽を聴いたり舞台を観たりすること。最近の悩みは、あまりにも読みたい本が多すぎて、本棚のスペースがないのに本を毎月買ってしまうこと。福祉を学び始めたのは、子どもにまつわる福祉制度に疑問を持ったことがきっかけ。人が集まって起きる化学反応や、それを生み出す場づくりに魅力を感じるようになり、最近はファシリテーターにも挑戦中。

①SWLABとの出会いとSOCIAL MEETingに参加しようと思った理由

「福祉について一緒に考える仲間がほしい」という思いを竹端寛先生に相談したところ、SWLABの自主ゼミイベントを紹介されました。イベントを通じて、人と話すのが楽しいと感じるようになり、今年の1月ごろから継続的に参加していました。
就職に向けて福祉系の分野を選ぶかどうかも迷っていたので、「働く」がテーマのMEETingにも自然と興味がわき、参加を決めました。

②SOCIAL MEETingに参加してどうだったか

みんなと、人として対等に話せる場だったと感じています。普段一人でもやもやと考えていたことを受け止めてくれる人たちがいて、その人たちも葛藤を抱えながら働いたり学んだりしていると実感でき、人への興味が深まりました。
就職に向けた分野・業種選択は今でもまだ迷っていますが、「人間」を様々な角度から見つめようとする営みを大事にしたいという自分自身の基準が見つかりました。

③現在の自分

SWLABに関わるようになって、「人と話すのが楽しい・もっと交流したい」と思えるようになりました。人との対話によって起こる自分の内面の変化を見つめることが楽しくてしょうがない!対話のための場づくりにもすごく興味が湧いていて、ファシリテーションや場づくりの構成などを考える役割にも挑戦したいと思っています。
「自分がどうありたいか」という問いと「自分がどのようなアクションを起こすか(しないという選択も含めて)」という表現方法を行き来しながら日々生活しています。

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今回は現在SOCIAL WORKERS LABでインターンしてくれているお二人から、SOCIAL MEETingに参加してみての感想を聞いてみました。
記事を読んで、「参加してみたい!」と思った方は申し込みお待ちしています!

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SOCIAL MEETing2021「タテヨコナナメ」
お申し込みはこちらから

https://socialmeeting2021.peatix.com/

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Vol.2 へとつづく


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