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第1回 My SWITCHインタビュー!【前編】

My SWITCH ~わたしのスイッチの瞬間~

記念すべき第1回目のDREAMERは、愛媛大学・工学部・環境建設工学科社会デザインコースの「篠永信一朗」くんです!たくさん答えていただきましたので、前編・後編に分けてお届けします♪

【前編】

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■プロフィール
【氏名】篠永信一朗(しのながしんいちろう)
【学校】愛媛大学 工学部 環境建設工学科社会デザインコース(2020年3月卒)
【出身】愛媛県四国中央市
【座右の銘】「できると信じるからこそできる」

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友達に誘われて小学校から夢中になった「野球」。
身体が小さくて目立った選手ではなかったけれど中学校に入学してからは声を掛けてもらった四国中央市のクラブチームに所属。
なかなか上手くいかないことも多く、「高校では野球を辞めよう」と思っていた矢先の最後の試合で盛大なサヨナラタイムリーを決める。その感覚を味わったことで、「野球の面白さと魅力」にどっぷりはまっていった。
高校では「勉強に集中しよう」と思っていたものの、縁あってまたまた野球部に所属。
大学では野球部の主務・副務としてチームのマネジメントとサポートに携わる傍ら、ゼミの海外研修にも積極的に取り組む。「ボール一球」が繋ぐたくさんの経験と出逢いに恵まれた。

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どん底を見た後に、自分でプラスに変えて這い上がれるかどうか。

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■私のスイッチの瞬間

【あすか】
今日はよろしくお願いします!
はじめに、「私のスイッチの瞬間」というテーマですが、篠永くんの「できると信じるからこそできる」という座右の銘は、篠永くんのスイッチの瞬間とも何か繋がりがあるのかな?

【篠永】
まさに、繋がっています。高校時代の大きな挫折がきっかけで、この言葉が僕の座右の銘になりました。ちょっと恥ずかしいですが…詳しく話してもいいですか?(笑)

【あすか】
ぜひとも(笑)

【篠永】
僕自身、小学生から高校3年生の春ぐらいまで医者になることを目指していて。通っていた高校は、進学クラスで授業数も宿題もすごく多かったんです。そこにプラスして野球部の活動も続けていました。
授業が終わったあとは21時までみっちり野球練習、それが終わったら塾に行ってまた勉強…
という10代の僕にとっては、【超過酷】な日々だったんです。(涙)

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【あすか】
21時まで野球練習?!からの、塾でまた勉強…なかなかハードな高校生活だったんだね…

【篠永】
そうですね(笑)そんな生活だったので、気持ち的にもだんだん追い詰められていたというか…
学校の成績も下がるし、野球も上達しない。うまく両立できないことでどっちも嫌になって、次第に好きだった「野球を辞めたい」と思うようになりました。人生の中で、一番大きな挫折だったと思います。

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今ではこうして笑って話せますが、テストの前日には真っ暗な自分の部屋の床に突っ伏して「ああもう嫌だ」と半鬱状態みたいになっていた時期もあったんです(笑)
でも、ネガティブになっている反面、プライドも高かったので「このままでは終わりたくないという気持ちもありました。

【あすか】
その状況をどうやって乗り越えていったの?

【篠永】
当時の担任の先生と母と僕の三者面談で、たくさん相談して自分の気持ちを話して。
「勉強しながら野球を上手く続けていく方法」を一緒に考えてもらえたことがきっかけで、自分の中で少しずつだけど、考え方が前向きに変わっていきました。

【あすか】
なるほど。
でも、中には例えば周りの人達が前向きな言葉をかけてくれたとしても、「やっぱり自分にはできない」と思う人もいると思うんです。
篠永くんがそれでも「できると信じてやってみよう」という気持ちになれたきっかけはなんだろう?

【篠永】
最終的には、自分の「失敗してもいいや」という開き直りと、「信じて今の状況を受け入れていこう」という素直な想いが、きっかけになったと思います。
僕自身も、挫折を経験していろいろなものが積み重なってネガティブになっていた時期は、前向きな言葉もなかなか受け入れられなかった。
自分の中に「変わりたい」気持ちはあるけど、反発してしまうというか…素直になれなかったですね(笑)
でも、周りの人達に支えられて「野球」と「勉強」、自分自身が今までやってきたことの積み重ねを続けていくことができるチャンスがあるのなら、「できると信じてやってみよう」と思えたことが、僕のスイッチに「自分自身が気づくきっかけ」になったんじゃないかなと思います。

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■人生で一番影響を受けた人(今の篠永君ができあがるまでに影響を受けた人、一番感謝している人)

【あすか】
篠永くんにとって、人生で一番影響を受けた人は誰?

【篠永】
僕が今まで出会った人、全ての人からいい影響をもらっていますが、一番影響を受けて感謝している存在は「母」です。僕は母子家庭の一人息子で、母と僕とじいちゃんの三人で暮らしていました。

【あすか】
あ、Facebookに載っていたそっくりなじいちゃんね。(笑)

【篠永】
そうですね(笑)
じいちゃんが脳梗塞で寝たきりになってからの母は、仕事とじいちゃんの介護と僕の子育てに追われていて。当時はきっとたくさん苦労していたんだろうなと、今になって思います。
そんな大変な状況の中でも、母が僕の「前向きなチャレンジ」に対してNOと言ったことはなくて。
「海外に行きたい」、「野球のクラブチームに入りたい」、「新しい習い事がしたい」…
僕の「なんでもやってみる」チャレンジ精神を見守りながら、先生やコーチとの関係性を僕の見えないところで築いてくれていたり、陰でたくさんの後押しをしてくれていたのが、母でした。

【あすか】
そのサポートを、「やったよ」と直接言わないお母さんの育て方が、今の篠永くんの周囲への関わり方や自分で道を切り拓いていく姿勢をつくってくれているのかもしれないね。

【篠永】
そうですね。全体を見渡してチームが上手くいく方向に物事を考えていこうとする姿勢は、母の背中を見て自然と影響を受けているのかな、と思います。

【あすか】
出会った人たちが目上の人か、後輩かに関わらず、みんなのいいところから影響を受けて今の篠永くんはできあがっているね。素晴らしい!

【篠永】
本当に、出会ったみんなに感謝しています。

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Interview:asuka
Edit:sayuri
Answer:shinonaga
Design:take

【後編へ続く】

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