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小学校時代を彩った3曲


#スキな3曲を熱く語る 、本日は私の小学校時代を彩った3曲。


1曲め:Love so sweet /嵐

この曲に関しては、小学校時代どころか間違いなく人生で1番聴いた曲だ。好きでどうしようもなくて、どうしても紹介したかった。

メジャーすぎると言われても、嵐の中で間違いなく1番の名曲。それは、WISHでもOneLoveでもなく、ラブソーだ。あと、後に出たRebornよりも原曲・原キーがいい。

まず、テテテンとドラムの音だけでスッと入ってくるイントロから最高。この曲は『花より男子2(リターンズ)』の主題歌だけど、それ以前に"この曲の物語の始まり感"がある。

そしてその後、サビまでは全ての黒鍵を使う♯5つの旋律が続き、切ない感じがある。

しかし、サビは打って変わって全て白鍵で明るいターン。下記のように、そのすべてが"ラ"から"ラ"までの1オクターブ間のみで構成されている。

思い出 ずっとずっと 忘れない空
ミレレド ドソドソ ソファミファミレ
2人が離れて行っても
ドソドソ ラミレミミレド
こんな好きな人に 出逢う季節二度とない
ラシド ラシド レミド ミミファミレド 
ミファミミレ
光ってもっと 最高のLady
ドドソ ドソ ソファミファミレ
きっとそっと想い届く
ラミ レミ レドシド ドシラ
信じることがすべて Love so sweet
ファミレド ドソファミレ ドレドド


しかもそのほとんどが"ド"から"ソ"のみ。誰もが覚えやすく、発声しやすい音の素直な歌だ。国民的神ソングなのもうなずける。


あと先程、花男2の主題歌であることを述べた。この曲を"明るい失恋ソング"だと解釈する人もいるけれど、個人的には花男2が花男1〜ファイナルの過渡期であることを考えたらまた違う見方が出てくると思う。

1期: WISH
2期: Love so sweet←
映画: One Love

まず1期は恋のはじまり。つくし(井上真央)と道明寺(松潤)の馴れ初め部分だ。端的にいうと、お坊ちゃんで誰からも逆らわれてこなかった道明寺は、逆らってきたつくしの度胸に惚れ込み、猛アタックを開始する。

君に似合いの男になるまでこの僕に
振り向いてはくれないみたい
手厳しい君さ

とあるようにWISH(1期)の段階では、つくしに振り向いてもらいたい道明寺の、付き合う前の胸の内を歌っている。

そして、なんやかんやあって両想いになれたけれど、家を継ぐ道明寺は経営の勉強をしにニューヨークへ旅立つため、遠距離恋愛となるところで1期終了。

そして2期に入ると、その数ヶ月後につくしが道明寺と連絡をつかなくなり、不安になってニューヨークに会いに行くところからスタート。
再会を果たすも道明寺の態度は冷たく、(政略結婚だが)婚約者まで登場したり、それが終わると記憶喪失になってライバルが現れたりと、波瀾万丈の2期。

あの頑なで 意地っ張りな 僕を変えた手 
love story 歩き出す


とラブソー(2期)にあるのは、それでも最終的に結ばれる2人を繋ぐ、このなりそめの想い出。


ファイナルでは結婚を目の前に控え、"試練"を乗り越える2人の様子が描かれているが、すっかりラブラブ?だ。

時には素直になれずに
泣いた季節を越えた僕らは
今とても輝いてるよ
それぞれ描く幸せの形は重なり
今大きな愛になる
ずっと2人で生きてゆこう
100年先も愛を誓うよ
君は僕の全てさ

そして上記のようにOneLoveで永遠の愛を誓うこたになる。


つまり、この曲は花男の1期〜ファイナル、WISH〜OneLoveの流れの中でこそ解釈できる曲で、それは3曲で1つの恋が愛に変わるまでを描いていることを意味する。

その過渡期であり、喧嘩したりで別れそうになったりもするけど、やっぱり好きだよ〜を描いているのがラブソーなのだ。


ここまでで既に1500字後半。
語りすぎたけど次行こう。

2曲め:笑ってたいんだ /いきものがかり


この曲は小4の運動会のダンスで踊った曲だ。
すごく思い入れがある。この曲でいきものがかりにハマり、いきものがかりの曲は今でも好きだ。

また、私の初めて買ったCDは嵐の『Troublemaker』と『All the BEST!! 5×10』だが、その次に買ったのは、いきものがかりの『笑ってたいんだ』と『いきものばかり』だった。


この曲は(というかいきものがかりの曲はどれもだけれど)、ほんと、歌詞が抜群にいい。

ヒーローなんていらないよ
ぼくはきみの言葉が欲しい

出だしからこの、素晴らしすぎるワードセンス。そういう瞬間ってきっとあるし、私ならそう思える人と一緒にいたい。

誰かのために笑ったり 
誰かのために涙して
はみ出していく感情が 
きみを強くさせるよ
かたちあるもののなかに 
すべてがあるわけじゃない

こんなこと言われたら泣いちゃいますね。
"無駄なんてないんだよ"背中を押される。いきものがかり哲学が爆発していて、好き。

悩んでいるときって明るい曲より、寄り添ってくれるバラードを聴きがち。だけど、明るい曲の中にもこんな励まされて前を向ける歌詞をもつ曲だってある。落ち込んだ時は聴いて。聴けないくらい辛いなら、せめてこの歌詞を思い出して。前を向いて生きていきたい。

この曲は応援ソングだが、恋愛ソングでもありそう。片想いだか両想いだかはわからないけど、
"ぼく"は大切な大切な"きみ"が落ち込んでいるのを励まそうとしているみたい。


メロディ的にはシ♭が光るし、サビはいろんな音を跳ねる曲だけど、タイトルにもなってる「笑ってたいんだ」というサビのフレーズが耳から離れないキャッチーな曲だ。


3曲め:遥か/ GReeeeN


この曲は、小学校の卒業文集の好きな曲を書くページで私が選んだ曲だ。

実はその少し前、父が家で熱唱して「良い曲やろー?」と言っていたのに、
「別に。」
と答えたことがあった。

本当は心の中では良い曲でしかないと思っていたのに、その時機嫌が悪かっただとかでそう答えたのを、今でも覚えているほどに悔やんでいる。そのせめてもの償いに、卒業文集にはこの曲を選んだのだろう。

その4〜5年後、高2の夏には父と2人でGReeeeNのライブに足を運び、この曲を生?で聴けて感動したのだから、やはり思い入れのある曲だ。


この曲はもう音からして泣かしにきてる。
ド♯とファ♯なんて反則すぎる綺麗な音だ。
ラスサビでは転調されてシ♭だけに変わり、新たな門出感が出ていてそれも美しい。

歌詞に関しては、物語性を考えて部分部分を取り出すことはしないけれど、父の願いと母の愛、父の笑顔と母の涙のあたりは回想だろうか。
小説でもドラマでもなく歌の世界で、回想を入れてたった1人の気持ちを描いて物語性が出るなんて表現力が神すぎる。

この曲に関しては解説すればするほど蛇足になりそうなので、ここまでで。



前回投稿した日から1日1記事、このお題で書こうと決めていたけれど、このテーマで書くかどうか迷い、ラブソーの語りすぎで迷い、やっと公開できた。ワンチャン、明日の最終日、2記事公開します。


やっぱり私にとって音楽は、酸素だ。





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