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山王美術館&高島屋史料館へ
今日は月曜日でミュージアムは休館のところが多いのですが、開いているところに行ってきました。大阪の京橋にある山王美術館と、日本橋から歩いて7,8分くらいのところにある髙島屋史料館です。
山王美術館は今年で開館15周年になるそうで、15周年を記念した「山王美術館コレクションでつづる 印象派展」を開催しています。ちょうど昨日(6月23日)の日曜美術館でオルセー美術館の特集を見たところで、印象派の復習みたいな感じで見ることができました。
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こちらの美術館では5階にいったん上がって5階の展示室を見て、そこから1階ずつ降りていって3階まで見ていくようになっていました。5階は「印象派展によせて 日本画コレクション」ということで、花鳥画や美人画など上村松園、上村松篁、上村淳之の3代(松伯美術館にも行きたくなりますね)の作品、伊東深水や堂本印象などの作品が展示されていました。堂本印象は、渡欧後の作品なので印象派の影響を感じさせるもので、光の表現が眩しく綺麗でした。
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絵ハガキより
上村松園は《時鳥一聲(ほととぎすひとこえ)》が好きだったかな。直接時鳥を描いていないけど、女性の表情で分かる、みたいな描き方で松園の絵は良いなあと思いました。
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絵ハガキより
4階展示室が印象派展でした。まさに日曜美術館で紹介された画家たちの絵画が展示してあり、放送を思い出しながら見ることができました。
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絵ハガキより
こちらの美術館は館内は撮影禁止になっており、何枚か購入した絵ハガキから作品を紹介しています。シスレーとルノワールの作品の展示数が多かったかな。
3階の展示室では「印象派展によせて 日本洋画コレクション」で、こちらのお部屋の展示が私は一番面白かったです。黒田清輝、佐伯祐三、岡鹿之助、金山平三、小磯良平などです。小磯良平はドガの影響でバレリーナを多く描いていて、今回はバレリーナの絵ばかり5枚も展示してありました。
山王美術館では9月以降は「藤田嗣治・佐伯祐三・荻須高徳展-パリを愛し、パリに魅了された画家たち-」だそうです。楽しみです。
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そして髙島屋史料館です。こちらは3月から「人間栖鳳」を開催しています。入場無料なのに、かなりの数の作品の展示がありました。
竹内栖鳳は髙島屋とは縁が深く、髙島屋の画室に勤務して輸出用染織物の下絵を描いたり、新しい絵の研究をして研鑽を積んだのだそうです。以前、髙島屋の催事で刺繍絵画を見て、栖鳳の描いた下図も展示されていたことを思い出しました。
今日の展示の中には、京都市美術館所蔵の「絵になる最初」の女性が着ている絣の着物と同柄の「栖鳳絣」の展示がありました。↓こういう絵です
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展示の一部が撮影可能になっており、「栖鳳画伯筆十二支帖」は12枚全部が撮影可能でした。同時期に描いたものではないことが落款の違いにより分かるそうで、後に12枚を集めて出版されたものとみられるようです。
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栖鳳の描いたワンちゃん、仔犬です。とても可愛いです。
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1900年パリ万博へ出品したビロード友禅壁掛の原寸大下絵です。製品の写真もありました。なんと、こちらの製品は、あの女優のサラ・ベルナールが買い上げたのだそうです。サラ・ベルナールってミュシャのポスターのモデルになっている女優さんですよね。面白いなあ。
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ショコラティエローズちゃん
アーカイヴ展示室では歴代のローズちゃんとか何かイベントごとにデザインされたローズちゃんを見たりしました。
髙島屋史料館では、栖鳳が終わったら「富岡鉄斎「贈君百扇そうくんひゃくせん」ー君に百扇を贈るー」が始まるそうです。フライヤーができあがっていたのでいただいてきました。面白そうです。
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