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六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond

神戸・六甲山上で毎年秋に開催されている六甲ミーツ・アートに初めて行ってきました。2010年から開催されていて今年は14回目だそうです。

阪急六甲駅からバスで六甲ケーブル下駅へ向かい、ケーブルカーに乗って六甲山上にのぼります。ケーブルカーの駅舎の中にも作品が展示されていました。

轟木麻左臣《ピエロ、ルーレット》 

六甲山のいろいろなエリアに作品が展示されていて、ROKKO森の音ミュージアムや六甲高山植物園などの有料エリアへは鑑賞パスポートが必要ですが、パスポートの要らない駅舎の中や六甲ガーデンテラス、トレイルエリア(トレイルエリアには有料のエリアもあります)など、六甲山をあちこち周遊しながらアートを楽しめるイベントです。
私たちはケーブルカーからバスに乗り換えて、まず森の音ミュージアムへ行きsikiガーデンを中心に作品を探しながら歩きました。

コニシユウゴ(たま製作所)《Moon Plants》

ガーデンにはいくつか作品が展示されていて、ガーデンの自然を利用したり活かしたりする作品が面白いと思いました。

船井美佐《森を覗く 山の穴》

ミュージアムを出て、お隣の六甲高山植物園へ歩いて向かいました。植物園の入り口近くのショップには、前に来た時にも見た牧野博士関連の資料が展示されていました。←ミーツ・アートとは関係ないですが

牧野博士関連展示より

高山植物園の園内にもいくつか展示があり、秋の植物を楽しみながら見て歩き、カフェエーデルワイスでランチをいただきました。今、「六甲山でみそグルメ」というグルメイベントをやっていて、六甲味噌をアレンジしたメニューを山上のいろいろなレストランやカフェでいただけるようになっています。エーデルワイスでは「秋鮭とほうれん草の味噌クリームドリア」でした。ドリアのソースに白味噌を使っていて、マイルドでとても美味しかったです。

アートも良いけど眺めも良い
TENRAN CAFE
六甲味噌キャラメルソースと六甲山麓ミルクジャムをかけた濃厚ソフトクリーム

上の写真はケーブル上駅横の展覧台にあるTENRAN CAFEでいただいたソフトクリームです。アートを楽しむだけではなく、山上からの景色や美味しいグルメを楽しむのも良いですよね。

椿昇《Daisy Bell》

風の教会エリアへもバスで行くことができます。おそらく教会だった建物の中に展示されていたDaisy Bell、ちょっと心に残る作品でした。

教会だった名残、古いオルガンがありました

今回、「六甲・まやレジャーきっぷ」を利用しました。これは、阪急線の発駅から六甲駅、ケーブル下までのバス、ケーブルカー、そして山上バスがフリーパスになっているお得な切符です。六甲山だけではなく摩耶山までのシャトルバスや、そこから下りるロープウェイとケーブルカーなども利用できるため、私たちはシャトルバスに乗って天上寺を参拝し、摩耶山ロープウェイとケーブルで下りて帰ることにしました。この切符、ミーツ・アートを見て回るにはとても便利でお得だと思います。

天上寺からの眺め
虹の駅で見た虹

山の上ではパラパラと雨が降ったり止んだりだったのですが、そのおかげでロープウェイの中から虹が見えました!ロープウェイに乗っていた観光客たちは大興奮で写真を撮りまくっていました(英語圏の方々と中国語圏の方々、そして私たちだったので3か国語で興奮の叫びが飛び交っていました)。ケーブルカーに乗り換える「虹の駅」でもまだ虹が見えており、ロープウェイで撮影したよりも綺麗な写真が撮れました。もしかしたら、雨の後に虹がよく見えるスポットだから「虹の駅」なのかな、と思いました。山の上から見る虹は本当に近くに見えて、しかも二重の虹で、虹の足元まで見ることができて今日見た中では一番綺麗なアートだったかも。
アートも六甲山の自然も楽しむことができる「六甲ミーツ・アート芸術散歩」、芸術の秋にぴったりのイベントです。山の上は寒いし天気が変わりやすいですから、上着や雨具をお忘れなく。

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