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出雲大社

もう昨日のことになってしまいましたが(自宅に到着したら疲れ果てていて記事を書くことができませんでした)島根の一人旅の目的地は出雲大社でした。昨年は出雲まで行くことなく、2日目は足立美術館を見に行き、そのまま帰途につきました。今年こそ出雲大社へ行くぞ!(初めて行くので)結構勢い込んで張り切って宍道湖温泉駅から一畑電車に乗って出雲大社を目指しました。一畑電車は長閑な雰囲気のレトロな電車で、紙の切符を改札口で鋏を入れてもらって乗る電車でした。切符に鋏を入れてもらうなんて、何十年ぶりでしょう。

ウサギさんの像

駅を出ると大きな鳥居があり、もう少し歩くと出雲大社が見えてきました。鳥居の横にはウサギさんの像が…。昨日見た島根県立美術館の屋外展示にもウサギさんがたくさんいて、実をいうと去年行った時から「ウサギ?」と不思議に思っていました。←大抵の方はお分かりになると思うけど、私は本当に地理感がなくて出雲大社の入り口でこれを見てもひとつもピンときていませんでした。理解するのはもう少し後になります…。

参拝する人を消したので何か変な感じ

↑これが本殿かと思ったら、こちらは拝殿で、回り込んだ奥に御本殿がありまして伊勢神宮などと同じように御本殿に直接お参りすることはできなくて、門のあたりで拝むことになっています。
さて、境内をぶらっと歩いて散策しようと思いあちこち歩き回りました。

大国主命と白兎

この像を見た時、「これは昔、絵本で見たやつ…しろうさぎ?ここは出雲…出雲の白兎?」←鈍いので、本気でこういうことを思いました。
この直後に「いなばのしろうさぎ」と書かれた標識のような板を目にして「ああ、因幡!ここは因幡なのか!」と気付いたという。すみません、ほんと地理関係が全然ダメなんです。
この後、出雲大社の宝物館を拝見しました。写真撮影禁止ですので画像はありませんが、このあと見に行った博物館にレプリカがあって写真撮影できるものがありました。

割子そば

ウサギの像があちこちにあるのを探してあるいていたら昼時になったので、門前にあるお蕎麦屋さんで割子そばをいただきました。お蕎麦大好きです。

島根県立古代出雲歴史博物館入口へ

午後からは博物館を見に行きました。

平安時代の出雲大社本殿1/10模型
国宝 23号銅鐸

青銅器の展示室が面白くて、荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡の青銅器を中心に展示していました。加茂岩倉遺跡から出土した青銅器の中には、鳥取県や、兵庫県の桜ヶ丘3号銅鐸(神戸市立博物館にあるもの)と同じ鋳型で作った兄弟銅鐸がありました。流水紋の銅鐸です。弥生時代の人々は、どのくらいの範囲でよその地域と交流していたのでしょう。きっと私が考えていたよりも広い範囲だったに違いありません。大陸で作られた技術が入ってきていることを考えると、海の外の世界とも交易があったのだと思います。束の間、弥生時代の人々のことに思いをはせる時間でした。

荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡の青銅器

動物の絵も描かれています。

相撲絵の展示

展示は島根県の歴史を中心に、かなり多岐にわたっており古い駅の復元があったり、島根出身の相撲力士の相撲絵があったり、小泉八雲についての展示があったり、面白かったです。

出雲大社駅の中もレトロな雰囲気

博物館を見た後は、博物館のカフェが工事中で利用できなかったため、出雲大社の門前町にある「大社珈琲」さんで美味しいコーヒーを飲んで一休みし、駅へ戻って一畑電車で出雲市駅へ行き特急やくもに乗り込み帰ってきました。

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