ken

1986年生まれ。大阪→札幌。ジャズが好きです!

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1986年生まれ。大阪→札幌。ジャズが好きです!

最近の記事

やさしい叔父さん。

二日ほど、昼間は春らしい陽気で 無性にビリー・テイラーを聴きたくなりました。 ビリー・テイラー(1921年生まれ)大好き。 ナット・キング・コール(1919年生まれ)と バド・パウエル(1924年生まれ)の狭間。 スウィングとバップの間を縦横無尽に駆け抜けていく、 最高にヒップで上品なピアノ。 すごいバランス感覚。 いいなあ、ビリー・テイラーのレコードジャケットって、 いつもニコニコしてて。 エリントンがジャズの父なら、 ビリー・テイラーは叔父さん。 いつも

    • 20世紀で最も美しい音楽。

      「一番好きなレコードは?」と聞かれたら。 とても一枚には絞り込めないけど、 自分がまず最初に思い浮かべるのはこれ。 デューク・エリントンの女王組曲。 1958年10月、イギリス・ヨークシャーのリーズ市で開かれた芸術祭に招かれたエリントンが、臨席したエリザベス女王と長く対談できたことに感激し、帰国後に、そのお礼として作り上げた「女王組曲」。 そして、自費で一枚だけプレスされたLPは女王に献上され、エリントンが 生きているうちは一般には発売されなかった。 録音は1959年

      • 悲しみを越えていく。

        noteへの投稿3回目。 いつも聴いている、大好きなジャズのことを文章にするのって難しい。 でも、楽しいのでもう少し続けてみようと思います。 読んでくださっている方、ありがとうございます。 本日取り上げるのは、Milt Jackson - Bags' Opus 1958年12月録音。 毎年、冬になると聴きたくなるレコードです。 メンバーは Milt Jackson (vib) Art Farmer (tp) Benny Golson (ts, arr) Tommy Fl

        • Billy Strayhorn - the peaceful side

          the other side of Billy Strayhorn もし、ストレイホーンがエリントンと出会っていなければ どんな音楽家になっていただろう。(想像し難いですが) 1961年、パリ。 エリントンをはじめ、エリントニアンとも離れ 録音された「the peaceful side」 これが素晴らしい。 piano、voices、strings、bassという ちょっと珍しい編成、 ジョン・ルイスを彷彿とさせる演奏。 ここ2~3年で手に入れたレコードの中で、特別

        やさしい叔父さん。

          Joe Pass - Unforgettable

          大切な人、その人ひとりのために演奏された音楽。 1992年8月7日、11日、そして20日の3日間に録音された本作。 ( "Songs For Ellen" と同日の録音) 確か、ジョー・パスが亡くなったあとにリリースされたアルバムだと 記憶しています。 このCDは2015年に手に入れました。 で、一聴してまず、「エラ・フィッツジェラルドのために弾いたんだな」と 思ったのです。 そんなこと、どこにも書いていないのですが。 エラ&ジョー・パスを独りでやっているのだなと。 (今

          Joe Pass - Unforgettable