新米お父さんの素敵な夢

Good morning

「いやぁ、●●くんのピッチング、良いねえ!」

観客席でチームメイトの○○くんのお父さんが、僕の肩に手を回して息子のピッチングを称賛してくれる。
僕も一緒に、息子チームの一勝の喜びを分かち合った。

息子は元気に産まれ、すくすくと育ち、気づいたら一人で歩けるようになって、あっという間に僕の夢だった「親子でキャッチボール」も見事に叶えてくれた。
素敵な息子だ。
最初は腕の筋肉が弱くて、なかなかボールをキャッチできず、何度も何度もエラーする息子に歯痒い気持ちでいっぱいだった。
でも、息子は勘が良い。身体の使い方もわかっている。力や筋肉が追いついて、あっという間に僕と対等にキャッチボールできるまでに成長した。
僕の、いや、僕ら夫婦の誇りだ。

今、息子は僕ではない、もっとレベルの高い切磋琢磨し合える仲間たちに恵まれ、日に日に強くなっている。
もう一勝。欲を言えば、もう一勝。でも、負けて、負けた時の色々な感情も感じてほしい。学んでほしい。
今、僕は複雑な気持ちだ。

**

奥さんがもうすぐ第一子を産む同僚の夢を想像で書いてみました。
夢を聞いた時は「あはは」と笑って流したものですけれど、もっともっと細かい部分まで解像度を上げてみたら、素敵なことなんじゃないかと思ったのです。

Have a good weekend!

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。