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【魅力】なぜオードリーに惹きつけられるのか?【ラジオ歴6年が語る】

こんにちは、すいっちです。

今回は、オードリーの魅力について書き綴ってみたい。

きっかけは、小林賢太郎氏の著書「僕がコントや演劇のために考えていること」に書かれていた一部分だ。

「自分は何が好きなのか」

「自分はなぜそれが好きなのか」までをきちんと知る

好きには必ず理由があるからだ。


というので、好きなものが好きな理由を掘り下げたくなった。

僕が好きなのはオードリーだ。

高校1年のときから「オードリーのオールナイトニッポン」を聞き始めてはや6年半となる。

ではなぜ僕はオードリーが好きなのか?

もっと言えば、なぜオードリーというコンビが好きで、

若林さんも好きで、春日さんも好きなのか?

オードリー、若林さん、春日さんに分けて考えていきたい。


オードリーの魅力

■漫才の仕組みとその変化

オードリーの魅力としてまず漫才を挙げたい。

僕はズレ漫才に惚れた。

春日さんが的外れなツッコミをして、

それを若林さんが訂正するという漫才。

そして、スカし(春日さんのボケに無反応、ノータッチ)や、

「おまえ、それ本気で言ってんのか?」から笑い合うくだりなどなど……

ズレ漫才の大きな構造はもちろん、細部に仕組まれた小さな”遊び”まで、

この一連のシステムに度肝を抜かれた。

漫才のテンポとか、言葉のチョイスとか全てが心地良い。

「細胞レベルで合う」って表現はここで使うべきなんだろうなあと実感した。

さらに、大発明である「ズレ漫才」に固執せず、

新しい漫才を模索し続けた姿勢。

武道館の漫才動画を見てみると、かなり形が変わっている。

「自分たち(オードリー)にとって面白い漫才とは何か」を追求してきた一つの終着点がこの漫才なんだと思う。

自分たちの生み出した漫才にあぐらをかかず、笑いのため新しい境地に挑戦するその姿勢にまた惚れてしまう。


■学生時代からの関係性

オードリーの二人は、学生時代や売れてない若手時代の共通の思い出を話すとき、特に楽しそうに話す。

お互い、苦労や惨めな思いを共有してきた過去があるから現在笑い話として昇華できているんだろうなあ。

話しているその瞬間は本当に学生や若手時代に戻ったかのようにはしゃいで話す。

話している内容は昔流行ったことや当人同士の苦労話だったりするので分からないことも多い。

でもその当時の熱を帯びたトークは、聴いているこちらにまで熱が伝わり楽しませてくれる。

学生時代から積み上げてきた関係性があるから、こんな楽しそうに話せるんだろうなと感じる。

そんな二人のトークを”盗み聞き”させてくれるなんてありがたいなあと思いながら、またオードリーのラジオを聴いてしまうのです。


若林さんの魅力

■悩み続ける才能とその答えの見つけ方

文章を読んで、ここまで共感できる人は後にも先にもいないと思う。

そのくらいのレベルで、若林さんの持つ悩みとその解決案は僕の心に突き刺さってくる。

若林さんは常に人生に悩んでいて、常に答えを探している。生活の全ての時間で悩みの答えを探している。だからエッセイでは、日常の悩みとは直接関係ない場面でその答えを見出していることも多い。

そうやって出された答えだから納得感があるし、濃い。

若林さんは芸人として売れる前も、売れ始めたときも、売れた今でも悩み続けている。

それでいて、MCとしての模範的な振る舞いもこなしている。

社会との感覚が合わない自分と

模範的であることを求められるMCとしての自分

その正反対ともいえる立場の”複数の自分”を一つの肉体に抑え込んで成立させている若林さんは本当にすごいと感じるし、不思議でもある。

その答え合わせがエッセイにあると感じている。

エッセイを読むと、その悩みに対して、そんなところに答えを見出すんだ!と感じられることが多々あると思う。

少なくとも僕は感じた。

何より自分と同じ悩みを持っている人がこの世にいるんだ!と知れるだけでも心が楽になります。是非。


若林さんのエッセイについての思いをぶつけたnoteも書いているのでこちらもよければ。


■周りを引き立てる力

あちこちオードリー見てると、出演者の魅力をあの手この手で引き出そうとしているのが分かる。しかも、若林さん本人の興味をもとに質問していると伝わるので、わざとらしくない。

出演者の魅力と自分の興味の最大公約数をいつだって探っている。

オードリーの漫才だって、「春日さんの魅力をいかに引き出すか」に重点を置いて作られているではないか。

その積み重ねが「あちこちオードリー」での聞き手として開花しまくっているのだと僕は思った。


春日さんの魅力

■トゥースをやり続けた精神力

この動画で話しているように、

M-1で大ブレイクしてから10年余り、

「トゥース」をやり続けてきた精神力は本当に素晴らしいと思う。

冬の時代を乗り越えて、今となっては「まだやってんのかよ!」という面白さに化けた最強の武器「トゥース」。

贔屓目なしで「芸人のギャグといえば?」

と聞けば「トゥース」は必ず上位に食い込んでくると思う。

春日さんは「継続は力なり」の体現者ですね。


■異常性と普通の平衡感覚

「継続は力なり」を表すエピソードは他にもある。

「住所がバレている格安アパートに20年間住み続ける」や、水曜日のダウンタウンの企画で「スタッフを6時間半平気で待ち続ける」など。。。

しかし、春日さんはこのような異常性を持ちながら、

ラジオではその異常性を客観視してトークにする”普通”の感覚も持ち合わせている。

なぜその二つが共存してるのか、僕には理解ができない。

ただ、今も前線で活躍し続けているのは、その絶妙なバランス感覚のおかげではあると思う。

やっぱ春日さんってすげえな。

まとめ

紹介してきた魅力を以下にまとめる。

✅オードリーの魅力
■漫才の仕組みとその変化
■学生時代からの関係性
✅若林さんの魅力
■悩み続ける才能とその答えの見つけ方
■周りを引き立てる力
✅春日さんの魅力
■トゥースをやり続けた精神力
■異常性と普通の平衡感覚

オードリーの二人が共通しているのは、

二人とも自分の内なる異常性と普通を飼い慣らしてる

というところだと思う。

相反するはずの性質が一つの肉体に共存してるそのミステリアスさ、

さらに、

また性質の違う二人がコンビとして活動しているその相乗効果に惹かれてしまう。


2021.9.19のスクール革命で、

Twitterでバズった「みっけ」さんが、番組用に作成したオードリーのロゴマークのモチーフとして、

陰陽太極図を用いていた。


陰陽太極図↓

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陰と陽のバランスで成り立っているオードリーを表す象徴としてぴったりだと感じた。

春日さんが「陽」で、若林さんが「陰」に見られることが多いけど、

春日さんの「陰」の部分は深いし、

若林さんだって「陽」の部分をたくさん持っている。

様々な側面をはらんだ全てをひっくるめて、”オードリー”という存在が成り立っているということが不思議であるとともに、

その矛盾を成立させてしまう二人の度量のデカさが最大の魅力でもあると思う。


このように自分が好きなものの理由を追いかけていったら、

自分自身がギャップ大好き人間であることが分かった(笑)


オードリーの魅力はまだまだまだまだ語り尽くせないし、

当然文字や文章で伝えきれない。

それでも、このnoteがオードリーの魅力を知るきっかけになってくれたら嬉しいです!

この記事を読んで、共感してくれた方はぜひ「スキ」や「フォロー」お願いします。

僕がnoteを書くモチベーションにつながります!

それでは皆さん、夢でお会いしましょう!

アディオス!


■オードリーの武道館ライブDVDはこちら

ラジオでの二人の空気感を映像で見ることが出来るのでおすすめです!

オードリーとリスナー(リトルトゥース)が一体となった空間を感じられます。


■若林さんのエッセイについて書いたnoteはこちら

思いをぶちまけてます。よろしければ。


■若林さんも含めた、お笑い芸人が書いたエッセイについて書いたnoteはこちら


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